朝、早朝でもない、起きている人は、とっくに起きている、まあ、普通の朝。
朝、6時40分ぐらい。
突然、「おかあさんっっっ!」という声に、飛び起きた。
娘の声である。
寝巻きの上から、エプロンをとっさに引っ掛け、玄関に走って出て行った。
あれ?
だれも、いない。
なに?
あの声は・・・?
ついに、きたか。わたしに神の声。神のお告げ。
いえ、認知症状。
眠い目をこすりながら、まだまだ眠いので、もう一度、ベッドに入ろうと思ったが、
せっかくであるし、そのまま戻らず、起きた。
庭の草むしりをし、ゴミを出し、朝から、せっせせっせと働いた。
あれは、「働けっっ!!」という声か?
それにしても、あの声、娘ではあるが、上の娘であるようでないようで、下の娘であるようでないようで。
娘ではない、別人かも知れないようでもある。
よくある、オレオレ詐欺の「ばあちゃん、オレ」、という、孫のような孫でないような、そういう声かも知れない。
はっきり聞こえたところが、そうとう深刻である。
夢にしては、時間があまりにも起きる時間であるし、現実的でリアルすぎる。
「○○子(姑の名前)!!」と、同時すでに亡くなっている舅が姑を呼んだ、というハナシを姑から前に聞いたことがある。
あれに近いものか。
たんなる、勘違い。
アタマの中で創り上げた、幻聴だろう。
自分としては、ほんとうに聞こえたのだ、と言い張りたいが、
哀しいことに、わたしは、科学的に解明できないような、非現実的なことは、たとえ自分のことであっても、
信じない。
「ほんとうに、ほんとうに、聞こえたのだから。はっきりと」と声を大にして訴えたいところだが、
確かに自分は聞こえたのだろうけれど、客観的に判断して、現実としてはそういう声はないのである。
なので、よく、現実味の無い、へんなことを言い張る人の「本当なのよ。信じて!嘘じゃない!!」という気持ちはよくわかるが、
わたしは、自分のことでさえ、あっさり、幻聴だと信じる。
なので、おそらく、他の人々も幻聴だろう。
「いいや、違う!!」と、主張して止まない人がいても、ほっておく。
面倒くさい。
そんなことにこだわるより、起こされて早起きした時間を有効なことに使うようが、ずっとよい。
こうやって、ブログも更新できたことだし。
(ここで、そう書いたとたん、和室から絶妙のタイミングで、「しょうゆうこと!」と、壊れたオモチャが、鳴った。
これは、醤油差しを乗せると、村上ジョージ(吉本興業)の声で「しょうゆうこと」と声がする、醤油台オモチャなのだが、
壊れていて、押しても振っても音がしないのに、いつも好き勝手な時間に突然、唐突に、「しょうゆうこと」と鳴る)
・・・で、ハナシを戻す。
二度、三度、同じようなこと(幻聴)が起こったら?
その時は、専門家の門をノックしてみようか?
おそらく、しないだろう。
「誰なの?あなた?」と、とても興味をもって接するかも知れない。
意外に、面白いかも。
またまた村上ジョージが、「しょうゆうこと」と言ってくれたりして。
流れ、やり取り、受け答えとしては、意味不明。
(ギャグですから、正しい使い方ではあります)
幻聴のひとつとして、「しょうゆうこと」は今後、定着するかも知れない。
が、肯定であるので悪くはない。