暑いけれど、一昨日は頑張ってお出かけした。
昨日もお出かけ。
1番上孫(小6男児)のお手伝い。
夏休みの自由課題なんだそうだ。
朝、8時から出発するなんて言うから、9時半にしてもらった。
早過ぎる。
9時半過ぎのバスに乗って、その後は電車を乗り継ぐ。
計画は本人まかせだそうで、わたしは、たんなる付き添い。お付きの者。見守り精神安定剤。
どの電車、路線、時刻、行き先、全て自分で決めてその通りに乗るんだそう。
はぐれたらどうする??
予め、はぐれた時の取り決めをしておかねば。
彼はスマホを持っていない。
連絡できない。
駅の伝言板って、今はあるの?
昔、スマホなんかない時代は、連絡出来なくて当たり前だった。
一旦、携帯電話に慣れると、ケータイ無しで外出は不便、不安。
ガラケーの次は、スマホ。
手のひらサイズの、歩くパソコン。
なんでも調べられ、その場で予約したり売買もできる。
乗り換え時間や乗り換え駅、到着時間、などなど。
それなら、自宅で電車の乗り換えアプリを使って夏休み自由課題の宿題をすればいいのでは?
家に居ながら旅行気分。
ではあるが、やはり、実際に計画を立てた通りに、電車に乗らなければ臨場感がない。
それに、実践しないと、脳内ジャーニーでは、夏休みの宿題にならない。
とかなんとか、、、
やきもきしていたが。
実際にバス停に現れた孫は、スマホを持たせてもらっていた。
しかも、水色キャップの頭にはトンボ。
パパ(娘婿)のスマホで、3台目のものらしい。
なんと、パパは3台もスマホをもっていたのか。
びっくり。
そう言えば、家から出る直前に、いきなりグループLINEが急ごしらえで作られていた。
今日1日だけの3人グループLINEだと思われる。
パパ、孫、わたし。
ついでに、GPS機能を使って、どこにいるか、把握できるように設定されていた。
司令塔はパパで、操られている。
孫は、夏休みの自由課題宿題として、私鉄が発売している駅めぐりゲームに参加。
一日中乗り放題(エリア限定)の乗車券とゲーム参加料が、セットになっている。
それを駅で買って、スマホ上でサイコロを振ったり、クイズに答えたりして、目的地の駅を回る。
それぞれの駅を回って駅のQRコードを取得すると、スタンプラリーみたいな運びになる。
途中、ミッションが設けられ、得点する度に、架空の助成金をゲットし、全国での順位が発表される。
はじめのうちは、改札口までわざわざ付き添い、改札を出てからのQRコード探しに、駅員さんに聞くなどのアドバイスをしたり、手助けをしていたが、だいたい要領がわかってくると、孫はひとりでも出来るようになってきた。
午後になり、小さな駅では日差しがホームにガンガン降り注ぎ、車両を降りてホームの端から階段に移動するまでが、暑い。
孫は、駅のQRコードを得るために、階段を降りていちいち改札口を出る。
その間、わたしはホームに設置されている待合室でひと涼みして、孫が戻って来るまで待っている。
孫は乗る電車が来る前から、わたしにホームに出て乗る電車を待て、とうるさい。
わたしは、電車がホームに到着してから、待合室から出ても、目の前だし、十分に間に合うのに、早くから暑いホームに出たくない。
バトル。
それでも心配症の孫に引っ張られて、早めににホームに立つ。
電車に乗ればまた冷房が効いているからいいわ、と思いつつ、弱冷だったり、午後の日差しが座席に容赦なく入り込み、涼しくなんかない。
外よりはマシだが。
真夏、猛暑ではあるものの、涼しい電車移動、という甘い心づもりだったため、冷房対策ストールを持参していたが、なんのなんの、そんなものは全く必要なかった。
それどころか、バッグのスペースを無駄に陣取り暑苦しく圧迫してくる。
あちこち、一生のうちで一度も降り立つことがないと思われる、関西圏の駅の数々。
外国人の気分で、まわりの家並や風景を楽しんだ。
乗り鉄であり、撮り鉄になった1日。
9時半から19時半まで、孫との暑い10時間だった。
帰り、バスを降りて、別れ際に、孫に「ありがとう」と2回も言われて、嬉しくなった。
これもまた、とても幸せな1日だ。
※写真は、安倍総理が銃弾で倒れた駅、大和西大寺駅にある、近鉄オリジナルAIロボット、ARISA(アリサ)ちゃん。
色々、相談に乗って、案内してくれる。
わたしの滑舌が悪いのか、声が小さいのか、はたまた変なことを言っているのか、
彼女(アリサちゃん)に、「あなたの言っていることは理解できません」と言われてしまった、、、。