蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

ワンダーなひと

2012-02-29 | 日々のこと

最近、わたしは人と話していたり、おもしろいことを見聞きすると、
つい、「メモメモ、メモします」とアタマのメモ機能が点滅している。

これは、ブログとも関連しているのかも知れないが、
おもしろセンサーが反応して、とっさに記憶しようとする、わたしの、オモチャみたいな脳。
誤作動で、いずれ、壊れる日も近い。


昨日も、例の、きんきらオクサマ、M夫人。
おもしろすぎる発言をされていて、わたしのアタマは、メモアラームで賑やかになった。

彼女との、ダンスウエア争奪戦は、実は第二弾があった。

わたしが、先日、またまた、リサイクル商品・陳列棚から、ひょいっとすくい上げた、真っ赤なウエア。
「あらっ、それ、すごい色ね」
と、またまた、M夫人。

「そんな色は、わたしは、全然だめだわ」

そうでしょうね~・・・ちょっと、無理でしょうね~・・・
タイプ的に、似合わないと思います・・・
(あくまでも、わたしのこころの声)

「あなただったら、絶対、似合うわよ」

と、えらくススメてくださる。

「わたし、ウエストぴちぴちだと無理なんですよ~」
と言うと、
「わたしは、こんな色は似合わないけれど、あなた、着れるわよ」

そうかなあ・・・と思いつつ、レッスンとレッスンの合間の休み時間に、更衣室で試着してみた。

とても似合っていた(自分で言うかあ?)
のだが、かなしいかな、ウエストの贅肉、ぶにゅぶにゅが、またもやジャマをして、
あきらめざるを得なかった。

しかたなく、そのウエアを元の陳列棚の手前にあった椅子の上に置いておいた。

レッスン、二時間目。
あら? 

M夫人、なんと、その真っ赤なウエアを着こんでおられるではないか。

え?
しばらく、目が点になっていた。


そうかあ~、M夫人は、こういう人だったのか。
人が選んだものが、欲しい人なのか。


幼稚園の時、園でわたしが描いた絵を、いつもいつも、構図から色から、すべてまるまる真似する子がいた。
その子と、絵を、一瞬、思い出した。
(彼女、プロのピアニストになってますが。基礎の反復練習が役に立った?)

あとで、M夫人がみんなに言うには

「なんか、あの服、誰かが着て小さかったのか、全然知らないんだけど、ほってあったので、着てみたの。
レッスンも始まっちゃうんで、着替えるのも面倒で、そのウエアを着たまま、レッスン受けたのよ」

なんで、全然知らないってことがある?
よく知ってるじゃないですか。
わたしに、ススメたじゃないですか。

当然、そのウエアを着てレッスンを受けたので、M夫人はそれをお買い上げ。

不思議な人です、M夫人。

そのM夫人が、昨日、更衣室で、こうおっしゃった。

「わたし、服(ダンスウエア)なんて、まったく興味ないの。
なんだって、どんなものだって、全然、おかまいなしなの。
何を着ててもいいの。どうでもいいのよ」

あら、そうなんですか。
わたしとの争奪戦は、最近2つも経験したばかりじゃないですか。

わたしのアタマのなかで、ウインウインウインと警報装置が、鳴った。

いやあ、おもしろい方です、M夫人。

 

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Let me alone.

2012-02-28 | ブログ

とある人に、わたしのブログを教えてほしいと言われた。

前にも言われたが、教えなかった。

何度も頼まれるし、教えてもいいかなあ?と、過去にさかのぼって記事をパラパラとチェックしてみた。

やはり、教えないことにした。


最近、ごくごく身近な人に、偶然、キーワードで見つけ出されてしまうケースもあった。
しかも、もうひとつのブログまで。

教えてほしいと言っている、その人も、キーワードを入れたら、いともカンタンに発見できるかもしれない。

でも、発見してほしくない。


これだけ、しょーもないことを、あーだ、こーだと書きなぐっていては、わたしとしても
やはり、自分の知られたくない、あほ部分を知られることになるので、(とっくに知ってるだろうけれど)
できれば、見てほしくない。

というか、特定の人を意識してしまっては、自由になんでも書けなくなるのが、窮屈。
制限が、いちばん、きらい。

見たり聞いたり、目に入る人をネタにしているので、
願わくば、わたしとリアルに関わりのある人には、読んで欲しくない。
食あたりしても、責任負いません。

なんて、勝手なこと、言ってます。

たいしたモノでもないのにね。

 

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思ってはいけないコトは、封印すべし

2012-02-27 | お出かけ

昨夜は、友人と、シャンソンの夕べに行って来た。

日曜日の夜は、普通は重たい夫のいる女性には、出にくい。
重たいものをこころに、ずるずるひきずりながら(家に置いてきたけれど)、でも、行って来た。

重たいけれど、ご自分も遠出のゴルフツアーで出かけていたので、べつに気をさほど使う必要はないのだが、
やはり、なんとなく、気がひける。


フレンチのコースは、見た目も美しく、とても美味しかった。

お店のムードも、お料理も、ばっちり。
シャンソンなんぞ、あんまり聴いたことはないのだが、友人が行ってみたいとのことで、
日曜ではあるものの、彼女の家の事情としては、なぜかその日は都合が良いようで、
押し切られたカタチではあったが、(ちょっと腰は重かったが)行ってみた。

美味しい時間に、ただただそれだけに集中して、うっとりするべきなのだが・・・
わたしは、なんでこうも、しょーもないことばかりに、目を奪われるのだろうか。
これは、一種の宿命のような、病気のようなものかも知れない。

すぐ、工場見学に来た小学生みたいな、
社会見学者みたいな、田舎モンのノリになってしまう。

きょろきょろきょろ。
こういうところに来る人って、どんな人?

お値段は決してお安くはないが、超お高くもない。(とわたしは、思う)

場所は、OSAKA STATION CITYとか、大手開発の大商業施設の中でもない、
大阪市内の経済の中心地の、知る人ぞ知る、隠れ家的フレンチ・レストラン。
ずっと前から予約制だったが、満員。

で、不思議に、みごとに、なんと・・・集まっていた人は・・・
アーティストばかり・・・!!
モデルさんや芸能関係者ばかり・・・!!
どこかで見たような顔の人ばかり・・・!!

ではなく・・・
(フェイント、すみません)

みごとに・・・若い人は誰一人と見当たらず、みごとに年配ばかりだった。

男性も女性も、わたしたちよりはるかに上。
シャンソンを歌う歌手も、そう。

腕むき出しのドレスは、痛々しかった。
見せる商売なんだから、ジムで鍛えるとか、それが出来ないなら、
せめて、肘まで袖があるとか、薄物のショールを羽織るとか、なんらかの手立てをとらないと、
見るに耐えない。

声は、美空ひばりみたいに低音で、よかったけれど。
(フランス語は、まったくわからなかったけれど)

なによりも、なによりも、わたしの目が釘付けになって離れなかったのが、
わたしの隣のテーブルに座っておられた65~75才ぐらいの男性。
わたしとは、ななめ前に向き合う位置。

すばらしい、シルバーグレーの髪は、
美しい、まるで、若い女性のように、ボリュームたっぷりのさらさらロングヘアなのだが・・・
ゲゲゲの鬼太郎のように、顔半分が、前髪?で、覆い隠されている。

よくよく見ると、それは、引力の法則に逆らった方向に、髪が流れている。
つまり、下から上に、だ。
ほとんどの髪が、下から上に流れている。

あんなに大量の髪が、みんな下から上に・・・
額あたり、頭頂部あたりが、大きな流れの髪が合流しているように見える。

見てはいけない、見ては失礼だ、絶対にそんなことは、すべきでない。
そう、もうひとりのわたしが、ぐいぐいまぶたを引っ張って、目をそらさせる。

だが、不思議で不思議でしかたない、探究心旺盛なわたしの目は、どうしても、そのオデコあたりに目を凝らす。

どうやら、すべての髪を全力で、オデコめがけて総動員、かき集められているようだ。
頭頂部の少し後ろあたりの髪は、ほとんど自然なカタチで、大量ボリュームゾーンを誇り、前髪として、顔面を覆っている。

はやい話が、その方は、額あたりに髪が少ないことを気にするあまり、
パリコレも真っ青な独創的ヘアスタイルを打ち出しておられるというわけだ。

年齢は、けっこう年配なので、髪が薄くても、なんの違和感もないのだが、
ご本人にとっては、許せない事態なのだろう。
気持ちは、非常によくわかる。
いつまでも、若い自分でいたい。

が、あんなに、美味しい食事よりも気になるヘアスタイルを生み出す結果になることは、
これは、果たして、彼の意図していたことだろうか。

それより、彼の前に座っておられる女性が、また気になった。
このヘアスタイルに、なんのアドバイスもしないのだろうか。
もう、独立自治権を認め、統治する権利を放棄したのだろうか。
あまりの気合に、ついつい、ホンネやアドバイスを言いそびれるのだろうか。

仮にカップルだったとしたら、・・・外見などという薄っぺらなジャンルは、もうとっくに超越して
真に中身でお付き合いされているのだろう。
これは、これでアタマが下がる。

そんなことが気になるわたしは、いかに、デキが悪いか、
人間として未完成か、自覚せざるをえない。
こんな浅はかなわたしなら、あんなふうなヘアスタイルのパートナーとは、ちょっと
行動を共にできない。

やはり、凡人(以下)で、まだまだ生煮えで、不出来で、未熟なんだろうなあ。わたし。

こんなことをだらだら書く気は、さらさらなかったのに、
なんてことでしょう。

素晴らしいお料理とシャンソンの夕べは、あのヘアスタイルばかりが印象に残ってしまった。

そこが老人施設ではなく、洗練された一等地のステキなフレンチレストランだっただけに、
ちょっと、心構えができていないで、どぎまぎしてしまった。

いずれ、必ず自分にも訪れる世界なのに、
あわあわと、ちぐはぐなことになっている、わたし。 

おそらく、わたしが、みなさんより少し年齢が下なあまり、
老人ワールドの掟や常識、ルール、センスを理解できないでいるのだろう。
自分がどっぷり、その世界に足を突っ込んだら、きっと、なんの違和感もなく受け入れることができるのだろう。

いつまでも若々しくありたい、と願うのは当たり前のことなのに。
このモヤモヤは、なんだろう?

きっと、若々しく見せることへの、美的センスの違いだろう。
髪がなくても、いいじゃない。
仮にもっと若くても、たとえ40代でも、
つるん、ぴかり、でも、いいじゃない。
へんに隠そうとする、悟りを開けていない感覚が、もう十分年を重ねている年齢と合っていないから、
よけいにそう思うのだろう。

本人にして見れば、必死でベストな美意識なんだろうけれど、
やはり、年齢には年齢にふさわしい、舞台の立ち方というものがあるように思う。

ほっといてくれ、と、蹴っ飛ばされそうなので、
やはり、あの方のお連れさんの女性のように、
わたしも、本人を目の前にして、意見を口に出して言えないに違いない。

 

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グラデーション・トンネル

2012-02-26 | 

隠れオバタリアンのことを書こうと思っていたのだが・・・
またまた、毎日のなりゆきで、気分が変わってしまう。

というのは、昨日は、義母の住む家(=夫の実家)に行った。
行きは、アタマの中は、今、面白くなってきた社交ダンスのことや、
そこで接する人々のことが、ぽわんぽわんと浮かんでは消え、浮かんでは消え、
カーラジオのFMから流れる曲といっしょに楽しんでいた。

いつも、義母の家への道中、真ん中を過ぎるあたりに、トンネルがある。
このトンネルを通過すると、わたしは、時の止まった地域の人間に変わる。

トンネルまでは、気ままな都会生活を楽しみ、距離感が気持ちいい、人工的に造成された住宅街の住民。
トンネルを抜けると、閉ざされた、歴史深い地の、固定された人間関係のなかで動く、嫁。

トンネルの中で、徐々にグラデーションがかかって、変化していく。
帰りは、その逆で、また、解放された地へ戻っていく。

自分は、どっちの人間なんだろう。
どっちも、だ。


ある会で、キモノを着ることにしたので、義母の家に置いている、わたしのキモノをチェックしてきた。
下娘のキモノも同時にチェック。
来月、お彼岸の時に、持ち帰る予定。

嫁入りの時に母が用意してくれた和装品の中から、どれとどれを合わせるか、選んだ。
キモノ、帯、帯揚げ、帯締め、色と素材の組み合わせに、義母のアドバイスを受けながらアタマを悩ませる。
(じつは、後半は、もう、和箪笥から、畳〔たとう〕紙に包まれたキモノや帯を、
何度も何度も出してくるのが、うんざりしてきた)
義母が、自分の帯締めや帯揚げも、どこやらか出してきて、選択の候補に入れてくれた。

しみじみ・・・母に感謝。親に感謝。義母に感謝。
今までの、わたしにかけてくれた時間、労力、お金、そして愛情に、感謝。
そういう気持ちになった。


義母の家にサポートに来てくれている女性、Fさん。
彼女は、なんとW大学を卒業されている。
わたしより少しだけ年齢は上だが、あんな田舎から、東京の名門大学へ。
わたしなんぞ、足元にも及ばない才媛。

彼女は今では欠かせない、義母のおメガネに叶った、重要な人。
いつも、お世話になっている。(あ、でも、これ、ボランティアではなく、ビジネス)
善意や思いやりは、必要ではあるが、時には、一人歩きしたり、空回りしたりする。
金銭の授受で成り立つ契約関係は、お互い、自立と距離感が保て、わたしは良いと感じる。

お金の流れは、こうだ。
夫→義母→Fさん、その他
つまり、わたしを経ない(介在しない)金銭が流通し、円満かつ円滑に、コトが進み、行われている。
じつに結構なことだ。

夫→わたし→義母→Fさん、その他
夫→わたし→Fさん、その他→義母

そういう流れもありえる。(経験したことはないけれど)
つまり、わたしが窓口になって采配し、オーダー、手配するという図もあるかも知れないが、
カラダは多少よろついても、アタマがはっきり回っているあいだは、義母にお任せする。
そのほうが、いつまでも自立心、力が保てて良いと考える。

お誕生祝いや、時折、お小遣いらしきものを義母からもらうこともあるが、
その財源は、夫から出ている。(それだけでもないだろうけれど)
どこから出ようが、なんでも、くれるってことは、ありがたいことだ。
わたしから、義母にお祝いを渡すこともあるし、
お互い、お金という、万能な便利ツールが、こころの橋渡しとなっている。

野田総理が、財務省のパペット(操り人形)と言われているように、
お金を管理することは、全体を牛耳ること、権力の中心となるんだなあと実感する。

ひねくれモノのわたしなら、ここで、
義母は、わたしが気に入らないから、わたしでは役に立たないから、
夫から吸い上げたお金を、お気に入りの人に渡して、わたしを蔑(ないがし)ろにしている、
とも取れないこともないけれど(今、書きながら気付いた)、

夫→義母→わたし→Fさん、その他
夫→義母→Fさん、その他→わたし

この、第三のパターンで、どこかにわたしを組み入れるのが、一般的?

わたしは、実生活では、いたって天然系なので、自分の場所をどこかに入れるのを忘れている。
よい人、Fさんが、わたしの代わりにあれこれ働いてくれ、とても感謝している。


昔のランプやら鉄瓶やら、見つけてくる息子が、
「時代おもしろテーマパーク」とネーミングする、義母の住む、夫の実家、
わたしが前回見つけた、昔の、とあるモノから、
それにまつわる興味深い話を掘り出した。
モノは時代を語り、時代は人を語り、人は人を繋(つな)ぎ、生きてきた物語の物証となり、
わたしはとても、わくわくしている。

 

 

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日ごろ、わたしが貶(けな)している、キレイ事のオンパレになった感あり。

いいんです。


人間には、いろんな側面があるんです。

矛盾して生きるのが、人間なんです。

なんて・・・天然系は、思うのであります。



しかしながら・・・
よおく考えてみると・・・
(補足です)

自分だけ、「天然」で逃げ切ろうと思っていても、その場限りではすまされない社会問題を抱えている。

こうやって、次世代の若い人が、親子の絆や、嫁の役割、地縁血縁からするりと逃れ、
自由度の高い都会に流れ、過疎地や、次世代が寄り付かない地域は、どんどん高齢化し、崩壊するのだろうか。
隣はなにをする人ぞ、の、都会では、地縁血縁に縛られない緩やかなつながりから生じる隙間から、
さらなる死角を生み、高齢者や単身者の孤独死が、社会問題化されている。

どこで、どんなふうに暮らすか、QOL(Quality of Life=生活の質)の問題もあるし、いろいろ他分野に問題は広がる。


日常の気軽な神様

2012-02-25 | 日々のこと

今日は、ブログタイムが、なんと、あと2分しかない。

「おんなの戦」続編、隠れオバタリアンについて、書きたかったのに・・・残念、無念。

出発時間を延ばすか、ブログ更新をあきらめるか。

と、考えているうちに、残り1分となった。


昨日は、ちょっといいことがあって、浮かれ気分。

人間って、お世辞でもいいから、口に出して言われると喜んでしまうようなことを
複数の人に、同時に言われると、気分のいいものだなあ・・・

内容については、ここで書きたいけれど
書くと、わたしのブログを訪れてくださる方の人数(特に女性)が激減すること間違いなし、
なので、書きません。

ブログって、リアルな自分の、ほんとのことは、書かないのかも知れない。



近畿ミニ旅の話を、
もうひとつのブログで、撮ってきた写真をたっぷり使って、時間をかけてアップしたら、
なんと、かなしいかな、無反応。

同じ写真を使って、もう一度ここで書くには、なんだか・・・リユースな気がして、
気がひけたりする。

やはり、あっちも、こっちも、と、欲を出すのはよろしくない、という、神のお言葉か。

(わたしの神様は、しょっちゅう、どこにでも気軽に顔を出す)

ということで、予定時間を遅刻7分遅刻。
約10分の更新所要時間となりました。
きょうも、つまらないことで更新してしまった。

中途パンパなことはやめろ、と、また神が顔を出すことだろう。

 

 

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下取り屋さん

2012-02-24 | 日々のこと

今日の持ち時間は、あと20分。
昨日の続きを書く余裕があるか、ないか?

とりあえずは、トライ。チャレンジ。

しかしなあ・・・むしゃくしゃするなあ・・・

おんなは、なんでこう、しょーもないことにこだわるのか。

手に入らなかった服。
あのオババの強欲に負けた自分が悪いんだけれど、

「その服は、あなたのウエストのぶよぶよ贅肉が、目立つわね」

まわりにいた、ばあさん、いえ、オバサマ方のアドバイスを、単なるイジワルだと感じていた、わたし。

なにさ、自分たちは、どうなの?

そう思ったが、彼女たちは、お年は重ねられておられるが、ウエスト回りは、すっきり。
イジワルではなく、ホンネだったと気付いたのは、
その手に入れた服を家で着て、鏡に映して、じっくり、まじまじと見たときだった。

人間は、立場やそのときの心境で、同じ言葉でもいろんな風に受け取る。

せっかく得た戦利品(ただし、お古の、お古。
人さまの不用品を取り合って負けて、さらに不用品だからと受け皿になって引き受けたモノ)
青い鳥は、家に持って帰ると、とたんに黒い鳥になる。

まあ、いいや。
そのうち、痩せたら着れるし。
天然系は、いつもそう。ツメが甘い。深く反省しない。
失敗の原因をしっかり追及しないので、いつも同じことを繰り返す。

一旦は取り逃がしたものを、努力せずに相手のミスで手に入り、
一瞬は、わあっと盛り上がって、大喜びだったものの、
その後、こころは100%快晴になったわけでもないのだが。

そう思っていた矢先、また、このオババと争うことになるとは、想像もしなかった。

 

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おんなの戦  (1)

2012-02-23 | 日々のこと

先週から書きたくて書きたくて、うずうずしている、ろくでもない話がある。

その事件が発生したときは、むかついて、自分のなかで処理できてなかったので、書く気になれなかった。
むしゃくしゃ、もやもやしたままの、濃度の濃いマイナスの気持ちの時は、わたしは、そのネタをテーマにはできない。

笑い飛ばせる余裕が出ないと、納得いく書き方ができない。(作家のごとくエラそーに言う・・・)


能書きはそれぐらいにして・・・


気に入らないオババがいる。あ、いえ、そこそこ、ご高齢のご婦人がいる。

それは、同じダンスレッスンを受けている女性、M夫人。

今までは週に一度だけ顔を合わせていたのだが、今月から、もうひとつのクラスにも参加されるようになり、
週に二度、AクラスとBクラスで顔をあわせるようになった。

べつに、この方が、お金持ちだから気に入らないわけではない。
お金のニオイをぷんぷんさせるのが、鼻につくからキライというわけでもない。
キンキンきらきら、まばゆい装身具、身なりが、目障りだというわけではない。

べつにボロを纏おうが、黄金の衣装を纏おうが、どうでもいいのだが・・・

問題は、(お金があるからかどうかは知らないが)、自分の欲求を満たすためには、人を踏んづけてでも
ワガママを通すということだ。


コトの発端は・・・

ダンスレッスンが行われるホールの一角には、
皆さんから売りに出されたドレスなどの衣類(新品や中古品や新古品)を
リサイクルショップの形式で売られている。

けっこう、たくさんの衣類が出されていて、
生徒同士、掘り出し物はないかなあと、ときどき、チェックしたりしている。

わたしが、たまたま見つけた、黒いフリフリ、フリルのウエアー。
ひょいっと、つまみあげたとたん、M夫人の目が光った。
「あらっ、それ、どこにあったの? そんなの、あった?」

飛びつきそうな勢いで、
「あなた、もし、それ、小さかったら、わたしに回してね」

わたしが、更衣室で試着している間も、じっと見るM夫人。
ウエストのだぶつく肉に、きちっとタイトにフィットするその服を見て、
「あなた、ウエストぶよぶよじゃない? 
こんな、ぶよぶよだったら、これはちょっとみっともないから無理ね」

そういわれると、確かにその通りなので、ひるむ、わたし。
周りにいた、ばあさん連中、いえ、オクサマ方も、同時に2人ほどが、
「ぶよぶよが目立つね」と言いにくいことをハッキリおっしゃる。

それにメゲて、わたしは服をあきらめ、取得権利を放棄した。
「そうですかね~? 残念だけど、やめといたほうが、よさそうですね・・・」

と言い終えるか言い終えないうちに、

「わたしが、いただくわ」

そう言って、さっさとレジに行ってお金を払うM夫人。(足がまた速い)

お金持ちのマダムが多いからかどうか知らないが、
自分の出したものが長い間、売れ残るのがいやで、値段はお安くつける場合がある。
その服は、そのせいか、1000円で、お安かった。

一瞬の気の緩みで、お得感ありありの服を奪われた。
あの場に、M夫人だけなら、まだしも、あと2人のあの、「ぶよぶよ発言」が、わたしを負けに導いた。
あの発言に、惑わされることなく、自信をもって突き進んでいれば、手に入れることができたのに。

おんなの戦に、負けた、惨めなわたし。

(自分のウエストが、ぶよぶよのせい、ということには、ほとんど着眼しないところが、天然系)

しかし、なかなかこころでは、けじめがつかず、くすぶり続けていた。
どうやったら、あの服を奪回できるだろう?

そうだ、下手(したで)に出て、猫なで声で、M夫人にすりすり、すり寄って、
「もし、お気に召さなければ、いつでもお引取りしますね」
こんなかんじで、次の手を考えてみようか・・・
いや、でも、ぶよぶよだし、あとの2人もそう言ってたし、やはりわたしには、無理なんだ・・・
あきらめなきゃ・・・

そう思いながら、もやもやと1週間が過ぎた。

なにげなく、M夫人に聞いた。
「あの服、どうでした?」

するとM夫人は、間髪を入れず、
「ダメだったのよ~」と。

「あら、そうなんですか。わたし、引き取ります。お店に返さず、直接わたしに手渡してください」
と、ダメだった理由も聞かず、畳み掛けるように言った。

で、無事、わたしの手に入ったわけだが、
M夫人に、代金の1000円を手渡すと、「あら? なに?」みたいなリアクション。
お金持ちのM夫人のことだから、ひょっとしてほんの100円でも、返金してくれるかしらん・・・と淡い期待を抱いていたら、
なにをなにを。甘かった。
全額受け取ったまま。(まあ、それが当たり前なんだけど)

かくして、その1000円の服を入れたシャネルの紙袋が、わたしに手渡された。

と、それで話がすめば、それはそれで、万事めでたしで、よかったのだか・・・

(つづく)


心臓発作に見舞われるひと

2012-02-22 | ブログ

わたしの脳ミソは、心臓と同じぐらい、アリのごとくキャパが小さくて、性能がよくない。
カラダは、象、脳と心臓は、ノミ。(さらに、アリより小さくなっている)

身に余るお言葉を頂戴したら、とたんに、全機能の司令塔である脳と、肉体維持の中枢である心臓が、
どっどっどっどっと早まり、支障をきたすシグナルを発している(ように思えた)。

わたしは、ほんとうはキレイごとを書きたいのだ。
でも、あまのじゃく、と、ねじれ性格のせいで、
(素直じゃないってことです。昔は、素直だけが取り柄だったのに・・・)
ヘンなほうに、よくないほうに、勝手に次から次へと指がキーボードの文字を選んで打ってしまう。

どんどんそういう方向にスピードを増して突き進んでいく。
だれか、止めて~


話は、唐突に変わり

それにしても、共通の知人の欠点とかを、陰で言うと、なんでこんなにウキウキしちゃうんでしょう。
陰口をたたく、なんて、卑怯だし、
「人として、あるべき姿、行為ではないですよね。」
「大人とは言えないですよね。」
と、とりあえず会話のなかに、口に出してそう言うと、
免罪符を得たかのように、申請後、認可が下りたかのような気になって
安心して、ひとしきり悪口を言いまくる大人たち。
(その行為、昨日、してしまいました。神様、ごめんなさい。ざんげ)

「自分も知らないところで必ず言われてますよね」
と、とりあえずは、言いながら。
そう言いつつ、反省もせず、収まることを知らず、まだまだ盛り上がる。


必要悪なんだろうか。
人を傷つけることは、絶対よくない。これは、絶対に確かだ。
世の中には、悪があって善があって、光があって影があって、強があって弱があって

・・・まあ、あんまり気にすることないんじゃないでしょうか?
(悪の肯定。サボリの肯定)
→(長くなるんで、いきなり結論)

ということで、ノミの心臓のわたし、ノミ自体がホンモノの生きているノミなんじゃなくて
ノミが小さかろうが、マイクロチップっぽかろうが、
口先で言ってるだけで、サイボーグか、人造人間かも知れない。

つまり、無駄に言葉ばかり、こねくり返して多くて、なにやらあまり、中身はないってことです。

 

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ちょっとわかりにくい、自己世界に入ってしまっている感あり。


照れるひと

2012-02-21 | ブログ

わたしのブログ・・・正統派だなんて言ってくださる方がおられるなんて・・・

恥ずかしいかぎりです。

 

決して正統派ではないですが、(いや、むしろ、ありえない・・・)

ほんの少しでも声をきかせていただくと(コメント)、うれしい気持ちになります。

でも、照れると、なぜか固まってしまって、キーを打つ指が、止まってしまっています・・・

うーーん・・・困りました・・・

 

今日は、いつものごとく、残り時間がないので、

(5分前行動を目指していますが、ジャスト0分前行動が、やっと)

なんにも書いていないのに、もう終了です。


 

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頑張れないひと

2012-02-18 | 日々のこと

昨夜、東京から上娘が帰ってきた。
今日、友人の結婚式出席のため。
今夜は、もう一人、ゲストが我が家に宿泊することになっている。

で、各部屋、家の掃除は今日、彼女が出かけて居ない間にする予定。
「こんな状態で、掃除が間に合うのかどうか、疑問やし、不安やし、ありえないかも?」

と、弱弱しく、上娘はつぶやいて、家を後にした。
熱血先生が、なんど手を差し伸べても、更生しないサボリの生徒を、なかば、あきらめたように、
「先生は、もうキミを救えないよ・・・」
と捨て去るかのごとく。


しかしまあ、雪が散らつく、極寒のなか、彼女の服装は・・・
真夏のワンピース(ノースリーブ)、すごく薄い夏用カーディガン、七部袖の薄い(夏・合用)ジャケット、
最も薄いストッキング、コートは無しで代わりに短めのジャケット(下半身は、真夏のいでたち)
気休め程度のショール。
直にワンピースのみを着ていたので、せめて中にキャミソールを一枚着たら?と提案したら、
どうにかそれは、着てくれた。
髪は洗いっぱなしで、濡れっぱなし。
美容院に予約しているとはいえ、あれで北風に飛び込むか?

いくら若いからといっても、あの薄着・・・年寄りで超寒がりのわたしには、拷問のような服装だった。
まるで、シベリアに抑留された日本兵。
見ているだけで、凍りそうに寒い。

しかも、荷物の少なさ。
まる1日、朝から夜遅くまで、外出するのに、お祝いの金封1枚と、
サイフ程度の大きさの(よこ14センチ×たて9センチ×マチ2センチぐらい→適当に言ってます)
ミニバッグひとつっきり。
あれじゃあ、せいぜい、ケータイ電話と少しのお金、リップクリームぐらいしか入らない。
お化粧直しもできないんじゃないかと思う。

これは、わたしが年がいっていて、
外出するときには、あれもこれも、あらゆる可能性を想定して、持ち歩いているからか。
(さすがに、大阪のおばちゃんの必須携帯品、飴とミカンは、バッグには入れていないが)(今後はわからない)
カイロなんかも、まだ持ち歩いてはいないけれど、
でも、あの格好では、一歩もコタツの外からは出られそうもない。
(うちは、コタツはないんだけれど)

まあ、それはそれで、
若い人は、年寄りとは違うので、頑張ってもらうとして・・・


問題は、彼女がいない間に、掃除、整頓をしなければいけないこと。
今から?
いや、もうちょっとしてから。
うーーん、もうちょっと、ブログとか、遊んでから。

・・・あと1時間してから。
お昼ごはん、食べてから。
3時のおやつを食べてから。
彼女たちが帰って来るまで、まだ時間はある。

きっと、夕方も過ぎ、夜、遅くなって、室内のゴミも見えないぐらい暗い、寒いなか、
掃除しはじめる姿が、目に浮かんできた。
そうならないよう・・・自分にハッパをかけ・・・る・・・予定・・だけれど・・・
できるかな~

彼女たちが帰宅するまでにすればいいんだから、まあ、、、、どうにかなるだろう。
そう言いつつ、
あ、おもてなしの食物とか、お菓子とか、全然、用意していない。
明日のメニューは・・・???
あああ、あ、あ、あ、あ、・・・どうしよう・・・

掃除も食事も、あらゆることに、手抜きで、火事場の馬鹿力が出そうもない雰囲気、濃厚だ。

そこで、わたしは、考えた。

彼女たちに、我が家の汚さ、いい加減さに徐々に馴れてもらうようにすればいいんだ。
そうすれば、ストレスもないし・・・
でも、きっと、そんなことしてたら、いかにも歓迎してないみたいで、どうでもいいと思っているみたいで、
もう来てくれないような気もしてきた。

やはり、少しぐらいは頑張らないと・・・
アタマの中には、数少ないメニューと冷蔵庫内の食材が、ぐるぐる同じ場所を回っている。

枯渇した「火事場の馬鹿力」。


ま、どうにかなるだろう。

 

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