いちばん最近書いた〈その後のその後のその後〉がほぼ2カ月前。
まだ完治のご報告はできないのですが、
前回は「凝視しなければわからない程度」だったのが、
いまは「話している相手が忘れるぐらい」になりました。
この間までは、悲惨だった時期を知っている人と会うと、
その人の視線が自然と私の手に向き、
「うわぁ、よくなったねぇ」と言われていました。
それがいまは視線が向かないぐらい普通になったということです。
レジで財布を出す手を見てギョッとされることはもうありません。
手の甲は見た目は普通、だけど、触るとちょっとざらざら。
色素の沈着があるため、なんだかズズ黒いです。
爪はまともな数本を除いてボコボコ、早く綺麗な爪に生え変わってほしい。
いまだに夜中に掻きむしってしまう指もあります。
おもしろいのはそれがあまり意識したことのない指ばかりだということ。
特に重症なのは右手の薬指で、この指のせいで憂鬱になるほど。
あまり使わない指だと思っていたのに、この指が使えないと、
お箸を使うとき、物を書くとき、とにかく不便です。
その指も含めて、特に酷かった数本の指は、第2関節の部分がしわしわで可愛くない。(--;
こんなふうにまだまだではあるのですが、あの悲惨だった時期のことを思えば、
いまの状態はなんちゅうことありません。
「死んだほうがマシ」だなんて、軽々しく言ってはいけないとわかっていても、
いちばん酷かったときには夜な夜なそう思っていましたから。
友人の知り合いが最近脱ステ・脱保湿をはじめたそうです。
スタートの状態は私よりはマシらしい。
友人が当時の私の手を振り返って言うには、「あんなに酷い手の人は初めて見た」。
だもんで、友人は知り合いに「すっごかった人(=私のこと)がおるねん。
長いことかかってたけど、治りやったで」と言うてはるらしく、これは私もめちゃ嬉しい。
だって、薬を何も使わず保湿もせずに治るなんて、
実際にチャレンジした者とそれを見ていた人しか信じられないでしょうから、
私のことを見ていた人が、チャレンジしようとしている人に話して、
それでいつか治ると信じられるのであれば嬉しいですもんね。
がんばる。がんばれ。