『逆境ナイン』(2005)は同名コミックの実写版。
スポーツ関連の映画は、CGの多用によって
本来の姿とはかけ離れてしまうことがあるので、
そのスポーツを好きであればあるほど、観るのをためらいます。
でも、これはぶっ飛びすぎで最高。
主人公はその名も不屈闘志。
彼がキャプテンを務める全力学園野球部は
超弱小チームで、勝ったためしがありません。
ある日、校長室に呼び出された不屈は
突然廃部を言い渡されます。
野球部の存続を望むなら、甲子園への出場を果たせ。
到底無理だと思われる条件ですが、
逆境に立たされると燃える男、不屈は、
無謀にも校長に甲子園出場を宣言します。
不屈がまず始めたのは、部員たちを不運や誘惑から遠ざけて
練習に参加させること。
冷房の効きすぎる部屋で寝る部員を風邪から守り、
成績不良の部員に猛勉強を誓わせ、
女からの誘いによろめきかける部員を一喝します。
しかし、当の不屈がマネージャーの月田に恋してしまったうえ、
彼だけが追試を受けるはめになり、ますます逆境に。
さて、全力学園野球部は甲子園出場を果たせるか?というお話。
前述の『ピーナッツ』はお笑い芸人オンパレードでしたが、
本作で楽しませてくれるのはココリコの田中。
怪しい覆面を着用し、バットの上下も走塁すべき方向も知らない彼は
藤岡弘演じる校長に野球部を任される教師、榊原役。
野球をまったく知らない者に監督なんてできるわけがないと
部員たちは反対しますが、榊原は一言、「知らぬが仏」。
ほかにも榊原の掲げる数々の標語とともに、
それが刻印された石碑が出没するのが笑えます。
特に、「それはそれ、これはこれ」には参りました。
人生、何でもこう考えられたら、とても前向き。
最後は112点を追っての試合。
殺人的破壊力を持つ相手投手のボールに部員が次々倒され、
残った不屈がひとりで立ち向かいます。
このとき採用されるのが、子どもの頃、
草野球でしか聞いたことのない「透明ランナー制」。
これも笑いのツボにハマりました。
そして、ヨレヨレになりながら打って走って守る不屈の姿には
笑わされつつ感動すら覚えてしまいます。
全力でない者は死すべし。
男は3つの条件が揃ったとき、無茶を承知で闘うそうな。
ひとつ、男はイザというときにはやらなければならない。
ふたつ、今がイザというときである。
そしてみっつ、俺は……俺たちは男なんだ!
男だったら闘わねばならぬ?
スポーツ関連の映画は、CGの多用によって
本来の姿とはかけ離れてしまうことがあるので、
そのスポーツを好きであればあるほど、観るのをためらいます。
でも、これはぶっ飛びすぎで最高。
主人公はその名も不屈闘志。
彼がキャプテンを務める全力学園野球部は
超弱小チームで、勝ったためしがありません。
ある日、校長室に呼び出された不屈は
突然廃部を言い渡されます。
野球部の存続を望むなら、甲子園への出場を果たせ。
到底無理だと思われる条件ですが、
逆境に立たされると燃える男、不屈は、
無謀にも校長に甲子園出場を宣言します。
不屈がまず始めたのは、部員たちを不運や誘惑から遠ざけて
練習に参加させること。
冷房の効きすぎる部屋で寝る部員を風邪から守り、
成績不良の部員に猛勉強を誓わせ、
女からの誘いによろめきかける部員を一喝します。
しかし、当の不屈がマネージャーの月田に恋してしまったうえ、
彼だけが追試を受けるはめになり、ますます逆境に。
さて、全力学園野球部は甲子園出場を果たせるか?というお話。
前述の『ピーナッツ』はお笑い芸人オンパレードでしたが、
本作で楽しませてくれるのはココリコの田中。
怪しい覆面を着用し、バットの上下も走塁すべき方向も知らない彼は
藤岡弘演じる校長に野球部を任される教師、榊原役。
野球をまったく知らない者に監督なんてできるわけがないと
部員たちは反対しますが、榊原は一言、「知らぬが仏」。
ほかにも榊原の掲げる数々の標語とともに、
それが刻印された石碑が出没するのが笑えます。
特に、「それはそれ、これはこれ」には参りました。
人生、何でもこう考えられたら、とても前向き。
最後は112点を追っての試合。
殺人的破壊力を持つ相手投手のボールに部員が次々倒され、
残った不屈がひとりで立ち向かいます。
このとき採用されるのが、子どもの頃、
草野球でしか聞いたことのない「透明ランナー制」。
これも笑いのツボにハマりました。
そして、ヨレヨレになりながら打って走って守る不屈の姿には
笑わされつつ感動すら覚えてしまいます。
全力でない者は死すべし。
男は3つの条件が揃ったとき、無茶を承知で闘うそうな。
ひとつ、男はイザというときにはやらなければならない。
ふたつ、今がイザというときである。
そしてみっつ、俺は……俺たちは男なんだ!
男だったら闘わねばならぬ?