夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

今年観た映画50音順〈ら行〉

2008年12月30日 | 映画(ら行)
《ら》
『ライセンス・トゥ・ウエディング』(原題:License to Wed)
婚約したサディーとベン。
サディーの夢は、 家族が通う教会で結婚式を挙げること。
しかし、2年後まで予約でいっぱいで、
3週間後に唯一空いている日があると言う。
あまりに急な話だが、この機会は逃したくない。
ところが、牧師考案の結婚準備講座を2人で受講し、
合格しなければ挙式できない決まりで……。
牧師が課す難題の数々は、少し行き過ぎの感も。
だけど、彼に振り回されるうち、相手のすべてが見えてきて、
もちろんハッピーエンド。

《り》
『猟奇的な彼女 in NY』(原題:My Sassy Girl)
日本でもドラマ化された、韓国映画『猟奇的な彼女』(2001)のリメイク。
オリジナルが大好きだったので、
このハリウッド版も期待していましたが、アンマリだ~。

《る》
『ルイスと未来泥棒』(原題:Meet the Robinsons)
発明好きの孤児ルイス。
母親の記憶を辿るために製作した「メモリー・スキャナー」が、
怪しげな山高帽の男に盗まれてしまう。
そんなとき、未来から来た少年ウィルバーと出会い、
一緒に未来へと旅立つことに。
ウィルバーの大家族に歓迎されたルイスは、幸せなひとときを過ごす。
ある日、山高帽の男の策略を知り、それを阻止すべく行動を開始する。
子どもたちの過去の繋がりには、
幼い頃に負った心の傷が細やかに描かれています。
秀作アニメ。

《れ》
『レンブラントの夜警』(原題:Nightwatching)
鬼才というより変人としか思えないピーター・グリーナウェイ監督作。
17世紀のオランダの画家レンブラントの人生を
彼の代表作「夜警」に絡め、変人監督独特の感性で。
市警団から依頼された集団肖像画。
乗り気はしないが引き受けなきゃ仕方ない状況で、
絵の中に最大限の皮肉を盛り込んでいるんですね。
映画というよりも、舞台を観ているような気分。

《ろ》
『ロシアン・ドールズ』(原題:Les Poupées Russes)
前述の『モンテーニュ通りのカフェ』がよかったので、
同じ女優が出演している2006年の本作を観ました。
『スパニッシュ・アパートメント』(2002)の続編。
疎遠になりつつもそれなりに連絡を取り合っている、
前作の各国の同居人たちが登場し、それぞれが恋に悩みます。
タイトルの「ロシアン・ドールズ」は、すなわちマトリョーシカ。
開けても開けても次の人形が出て来る、あれです。
主人公のグザヴィエ曰く、恋はマトリョーシカ。
次こそ自分の理想の女性が出てくると信じ、次々と開けてしまう。
ちょっと唸る比喩でした。

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