『40男のバージンロード』(原題:I Love You, Man)
監督:ジョン・ハンバーグ
出演:ポール・ラッド,ジェイソン・シーゲル,ラシダ・ジョーンズ,
アンディ・サムバーグ,J・K・シモンズ,ジェーン・カーティン他
日本では未公開の作品です。
その昔は、ブラピの元妻ジェニファー・アニストンと
『私の愛情の対象』(1998)で共演していたポール・ラッド。
最近の出演作の大半はDVDスルーされてしまっていますが、
それでもそんな作品の中では主役、
もしくは主役の友人ぐらいのポジションはきっちり保っています。
いつのまにか彼も40歳とは感慨深いものが。
タイトルから下ネタ満載の軽いコメディかと思ったら、意外にマジメ。
大手不動産会社の営業社員ピーターは、
同棲中のゾーイに運命を感じてプロポーズ。
満面の笑みを浮かべた彼女は即答で“Yes”。
友人たちに次々と報告の電話をかけ始めるゾーイ。
ピーターも誰かに電話したいのではと彼女が問いかけるが、
特に急いで報告する人はいないとの返事。
翌日、出勤したピーターは、婚約を発表して驚かせようと、
仕事のあとに同僚らを飲みに誘うが、
別の同僚が婚約したことを先に聞かされたうえ、
ピーターを除くみんなで祝いに飲みに行く予定なのだと知る。
もともとあまりつきあいがいいとは言えないピーターには、
誰もわざわざ声をかけなかったらしい。
飲みに行く当てが外れ、早めに帰宅したピーター。
自宅ではゾーイが友人を呼んでパーティーを開催中。
ピーターの帰宅に気づいていない彼女たちは、
どうやらピーターには親しい友人がいないようだと話している。
ベストマン(=花婿に付き添う独身男性)を頼める友人がいない男性は、
ちょっと考えものかもと噂されているのを聞き、
ピーターは結婚式までに親友を見つけようと俄然張り切る。
母親や弟に友人候補を紹介してもらうが上手く行かず、
あきらめかけていた折り、
自分が担当する不動産のオープンハウスにやって来たシドニーと出会い……。
自分には親友と呼べる友人がいないことに気づいた主人公が、
友人探しに躍起になる姿は『ぼくの大切なともだち』(2006)に似ています。
もっとも、あの主人公よりもピーターのほうがずっと謙虚ですけれど。
友だちって何だろう。
そんなことを考えつつ、個性豊かな家族や友人たちにクスッ。
ゲイの弟が教える友人探しのルールも可笑しいです。
不動産の宣伝にも目が釘付け。
いや、しかし、想定外のマジメさでした。
監督:ジョン・ハンバーグ
出演:ポール・ラッド,ジェイソン・シーゲル,ラシダ・ジョーンズ,
アンディ・サムバーグ,J・K・シモンズ,ジェーン・カーティン他
日本では未公開の作品です。
その昔は、ブラピの元妻ジェニファー・アニストンと
『私の愛情の対象』(1998)で共演していたポール・ラッド。
最近の出演作の大半はDVDスルーされてしまっていますが、
それでもそんな作品の中では主役、
もしくは主役の友人ぐらいのポジションはきっちり保っています。
いつのまにか彼も40歳とは感慨深いものが。
タイトルから下ネタ満載の軽いコメディかと思ったら、意外にマジメ。
大手不動産会社の営業社員ピーターは、
同棲中のゾーイに運命を感じてプロポーズ。
満面の笑みを浮かべた彼女は即答で“Yes”。
友人たちに次々と報告の電話をかけ始めるゾーイ。
ピーターも誰かに電話したいのではと彼女が問いかけるが、
特に急いで報告する人はいないとの返事。
翌日、出勤したピーターは、婚約を発表して驚かせようと、
仕事のあとに同僚らを飲みに誘うが、
別の同僚が婚約したことを先に聞かされたうえ、
ピーターを除くみんなで祝いに飲みに行く予定なのだと知る。
もともとあまりつきあいがいいとは言えないピーターには、
誰もわざわざ声をかけなかったらしい。
飲みに行く当てが外れ、早めに帰宅したピーター。
自宅ではゾーイが友人を呼んでパーティーを開催中。
ピーターの帰宅に気づいていない彼女たちは、
どうやらピーターには親しい友人がいないようだと話している。
ベストマン(=花婿に付き添う独身男性)を頼める友人がいない男性は、
ちょっと考えものかもと噂されているのを聞き、
ピーターは結婚式までに親友を見つけようと俄然張り切る。
母親や弟に友人候補を紹介してもらうが上手く行かず、
あきらめかけていた折り、
自分が担当する不動産のオープンハウスにやって来たシドニーと出会い……。
自分には親友と呼べる友人がいないことに気づいた主人公が、
友人探しに躍起になる姿は『ぼくの大切なともだち』(2006)に似ています。
もっとも、あの主人公よりもピーターのほうがずっと謙虚ですけれど。
友だちって何だろう。
そんなことを考えつつ、個性豊かな家族や友人たちにクスッ。
ゲイの弟が教える友人探しのルールも可笑しいです。
不動産の宣伝にも目が釘付け。
いや、しかし、想定外のマジメさでした。