夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『アイアンマン2』

2010年07月01日 | 映画(あ行)
『アイアンマン2』(原題:Iron Man 2)
監督:ジョン・ファヴロー
出演:ロバート・ダウニー・Jr.,グウィネス・パルトロウ,ドン・チードル,
   スカーレット・ヨハンソン,サム・ロックウェル,ミッキー・ローク他

左右に振られるのが苦手です。
前後に一回転は平気ですが、横揺れが入るとオエーッ。
USJの『バック・トゥ・ザ・フーチャー』でも駄目だったので、
私には3Dは永遠に無理だと思っていました。

しかし、大好きなロバート・ダウニー・Jr.の『アイアンマン』。
これでなら、3Dデビューしたいと思ったのに、
「本作は3Dではありません。2D上映です」なのね。ガクッ。
IMAXシアターにて。

さて、アイアンマン3部作の2作目。
1作目を観ていなくてもわかる……なんてことはないので、
必ず1作目を観てからにしましょう。
今回もオープニング&エンディングはAC/DCで。

1作目のラストで、“アイアンマン”であることを自ら公表し、
世間を騒然とさせた男、トニー・スターク。

自身が開発した鋼鉄のパワードスーツに身を包み、
紛争地域を飛び回って悪を撃退する彼の行為は、国家問題に発展。
しかし、ヒーローとして大人気のトニーは、
パワードスーツの秘密を明かせと迫る政府を
まるでおちょくるかのような態度。

そんなトニーに長年の私怨を募らせている男がいた。
その男は、ロシア人のウィップラッシュ。
彼は、トニーが複製不可能だと断言するパワードスーツのバッタモン製作に成功。
モナコGPに出場したトニーの前に現れると、
圧倒的な破壊力を見せつけるのだが……。

軍需産業を肯定しているのか否定しているのか、
正直なところわかりません。
ただシンプルにアクションコメディとして観ています。

ロバート・ダウニー・Jr.は駄々っ子が本当によく似合う。
グウィネス・パルトロウのツンツンしたイメージが、
本シリーズの秘書役では逆に笑いをもたらして、好感度抜群。
初登場のスカーレット・ヨハンソンのアクションにしびれ、
何より嬉しいのはミッキー・ロークの悪役ぶり。
男泣きの『レスラー』(2008)の感動がまだ記憶に新しいので、
哀愁漂う彼の背中にはなんだか愛着が湧いてしまいます。
監督自身も運転手役で毎度登場。実に憎めない容姿。
シリアス路線が多い役者陣がコメディの素質を披露してくれるのも堪まらん。
どんなにいかつい役柄にも、めちゃ可愛げがあるんです。

誰が何と言おうと好きだなぁ、このシリーズ。
エンドロールの後もお見逃しなく。

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