夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『プレデターズ』

2010年07月15日 | 映画(は行)
『プレデターズ』(原題:Predators)
監督:ニムロッド・アーントル
出演:エイドリアン・ブロディ,トファー・グレイス,アリシー・ブラガ,
   オレッグ・タクタロフ,ローレンス・フィッシュバーン他

タイトルを聞けば、思い出すのはシュワちゃんの『プレデター』(1987)。
まさかそのリメイクではあるまいなと思ったけれど、
CMで見かけるのは、もろリメイクっぽい。へ~、リメイクだぁ。

舞台を妙な惑星のジャングルへと移し、
ロバート・ロドリゲスが製作に関わっていると知ったら、見逃せません。
彼の監督作『フロム・ダスク・ティル・ドーン』(1996)が駄目だった人は、
本作も駄目だと思います。しばきたくなるかも。(^^;

何が起きているのか見当も付かないオープニングにワクワク。

空から落下中に目を覚ました傭兵のロイス。
焦ってパラシュートを開け、着地したのは見知らぬ森。
付近を歩いてみると、同じように放り出された者が数名。
各国から選出された「殺しのエキスパート」と言うべき面々で、
メキシコの麻薬組織の用心棒、ロシアの特殊部隊の隊員、アフリカの兵士、
日本のヤクザ、殺人罪で死刑間近の囚人。紅一点はCIAのスナイパー。
唯一の例外は医師だという頼りなげな男。

やがて、彼らは、ここが地球ではないことに気づく。
謎の生命体が狩猟を楽しむために、
「最高に手強い標的」となり得る彼らを
獲物としてここへ放り込んだのだと。

背景と同化して見えない敵をかわし、なんとか脱出しなくては。
ロイスは一同のリーダーとなり、立ち向かおうとするのだが……。

今月は劇場で映画を観る機会に恵まれているのですが、いんや~、
アクション映画って、劇場で観るとホントに迫力があって楽しいですねぇ。
ビビッて椅子の上で跳ねそうになったこと数回。怖いがな。
プレデターの外見はあまりにグロすぎて、笑ってしまうほどです。
もうちょっと、こう、「シュッ」としたヤツでもええんちゃうの。

魂が打ち震えた作品、『戦場のピアニスト』(2002)で
主人公を務めたエイドリアン・ブロディがロイス役。
ひょろひょろのイメージがありましたが、本作では鍛え抜かれた体を披露。

ヤクザ役のルーイ・オザワ・チャンチェンが、
日本刀でプレデターと差しで戦うシーンなど、
大真面目でこういうことができるのって、笑えるけどイイなぁと思います。

どんでん返しもしっかり用意され、なかなか楽しめました。
っちゅうのか、ストライクゾーンが広すぎるのか?私。

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