《か》
『怪盗グルーの月泥棒』(原題:Despicable Me)
3Dで公開されたアニメですが、ゲロ酔いしそうな私はレンタルにて。
心を鷲掴みにされて即座にDVDを購入した作品。
自称世紀の大泥棒グルーの生き甲斐は、世界中があっと驚くものを盗むこと。
天然ボケのバナナたちによる怪盗軍団“ミニオン”を従え、案を練る日々。
月を盗めば話題になるにちがいないと思いつく。
宿敵ベクターの目を欺くため、養護施設から幼い3人姉妹を養女として迎え入れるのだが……。
泥棒に子どもを利用するなんてとヒドイやっちゃと思いきや、
グルーの声役が『ラブ・アゲイン』のスティーヴ・カレルですからね、
とびっきりユーモラスで心ぬくぬくの物語。参りました。
《き》
『キャタピラー』
本作で主演の寺島しのぶはベルリン国際映画祭最優秀女優賞を獲得。
『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』(2007)の若松孝二監督の作品。
出征していた久蔵が戦地から戻ってくるが、その姿はまるで芋虫(キャタピラー)。
四肢を失い、顔が焼けただれた久蔵を見て、妻のシゲ子は絶句。
しかし、村民は久蔵を英雄として扱い、「軍神さん」と奉る。
口もきけない「軍神さん」が露わにするのは食欲と性欲のみ。
その世話をたった一人でしなければならないシゲ子。
これも反戦映画と言えるでしょう。あんな絡みのシーンはご勘弁。
《く》
『クロエ』(原題:Chloe)
2009年のアメリカ/カナダ/フランス作品。
フランスの作品『恍惚』(2003)のリメイク。
産婦人科医のキャサリンは、大学教授の夫デビッドの浮気を疑う。
好みの女から誘われたら夫はどんな態度に出るのか。
それを知りたいと思うキャサリンは、偶然出会った若い美貌の娼婦クロエに、
夫を誘惑してみてほしいと頼む。
『恍惚』では見事に騙された展開も、このリメイクでは見え見え。
クロエの話はすべてクロエを通してしか見せられていないことにすぐ気づいてしまいます。
あれ?これってすべて作り話?と疑念がよぎるのは時間の問題。
アトム・エゴヤン監督の作品だったので期待大でしたが、萎えそうなエロ。
しかもラストに悲惨なオチを用意したために、
『危険な情事』(1987)のようなちょっとしたホラー張りのサスペンスに。
《け》
『GAMER』(原題:Gamer)
2009年のアメリカ作品。
役者であり弁護士でもある異色の男前俳優、ジェラルド・バトラー主演。
近未来、“スレイヤーズ”と呼ばれるオンラインゲームが大人気。
キャラクターは生身の人間で、全員が死刑囚。
彼らはナノ細胞を脳の運動皮質に埋め込まれ、プレイヤーが見る画面の中で、
実際にサバイバルゲームを繰り広げる。生き残れば釈放。
無実の罪で投獄されたケーブルは、天才プレイヤーの少年に操作されながら、
妻と娘に再会して冤罪を晴らすために戦闘を続ける。
『バトルランナー』(1987)の過激版。なのに印象薄し。
《こ》
『恋とニュースのつくり方』(原題:Morning Glory)
原題は“Morning Glory”、この邦題は王道。
失業したばかりのTVプロデューサー、ベッキーは、
ニューヨークのローカルTV局に採用されるが、
任されたのはいつ打ち切られても不思議ではない早朝の情報番組。
視聴率を上げるため、ベッキーは伝説の報道キャスター、マイクに依頼。
マイクがなんとか承諾してくれて喜んだのも束の間、
プライドの高いマイクは、パートナーを務めるお局キャスター、コリーンと、
徹底的にそりが合わず、衝突を繰り返す。
このままでは番組打ち切りだと上司から宣告されて……。
マイクにハリソン・フォード、コリーンにダイアン・キートンという大御所、
ベッキーには『きみに読む物語』(2004)や『きみがぼくを見つけた日』(2009)のレイチェル・マクアダムス。
元気がもらえる作品として太鼓判。
『怪盗グルーの月泥棒』(原題:Despicable Me)
3Dで公開されたアニメですが、ゲロ酔いしそうな私はレンタルにて。
心を鷲掴みにされて即座にDVDを購入した作品。
自称世紀の大泥棒グルーの生き甲斐は、世界中があっと驚くものを盗むこと。
天然ボケのバナナたちによる怪盗軍団“ミニオン”を従え、案を練る日々。
月を盗めば話題になるにちがいないと思いつく。
宿敵ベクターの目を欺くため、養護施設から幼い3人姉妹を養女として迎え入れるのだが……。
泥棒に子どもを利用するなんてとヒドイやっちゃと思いきや、
グルーの声役が『ラブ・アゲイン』のスティーヴ・カレルですからね、
とびっきりユーモラスで心ぬくぬくの物語。参りました。
《き》
『キャタピラー』
本作で主演の寺島しのぶはベルリン国際映画祭最優秀女優賞を獲得。
『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』(2007)の若松孝二監督の作品。
出征していた久蔵が戦地から戻ってくるが、その姿はまるで芋虫(キャタピラー)。
四肢を失い、顔が焼けただれた久蔵を見て、妻のシゲ子は絶句。
しかし、村民は久蔵を英雄として扱い、「軍神さん」と奉る。
口もきけない「軍神さん」が露わにするのは食欲と性欲のみ。
その世話をたった一人でしなければならないシゲ子。
これも反戦映画と言えるでしょう。あんな絡みのシーンはご勘弁。
《く》
『クロエ』(原題:Chloe)
2009年のアメリカ/カナダ/フランス作品。
フランスの作品『恍惚』(2003)のリメイク。
産婦人科医のキャサリンは、大学教授の夫デビッドの浮気を疑う。
好みの女から誘われたら夫はどんな態度に出るのか。
それを知りたいと思うキャサリンは、偶然出会った若い美貌の娼婦クロエに、
夫を誘惑してみてほしいと頼む。
『恍惚』では見事に騙された展開も、このリメイクでは見え見え。
クロエの話はすべてクロエを通してしか見せられていないことにすぐ気づいてしまいます。
あれ?これってすべて作り話?と疑念がよぎるのは時間の問題。
アトム・エゴヤン監督の作品だったので期待大でしたが、萎えそうなエロ。
しかもラストに悲惨なオチを用意したために、
『危険な情事』(1987)のようなちょっとしたホラー張りのサスペンスに。
《け》
『GAMER』(原題:Gamer)
2009年のアメリカ作品。
役者であり弁護士でもある異色の男前俳優、ジェラルド・バトラー主演。
近未来、“スレイヤーズ”と呼ばれるオンラインゲームが大人気。
キャラクターは生身の人間で、全員が死刑囚。
彼らはナノ細胞を脳の運動皮質に埋め込まれ、プレイヤーが見る画面の中で、
実際にサバイバルゲームを繰り広げる。生き残れば釈放。
無実の罪で投獄されたケーブルは、天才プレイヤーの少年に操作されながら、
妻と娘に再会して冤罪を晴らすために戦闘を続ける。
『バトルランナー』(1987)の過激版。なのに印象薄し。
《こ》
『恋とニュースのつくり方』(原題:Morning Glory)
原題は“Morning Glory”、この邦題は王道。
失業したばかりのTVプロデューサー、ベッキーは、
ニューヨークのローカルTV局に採用されるが、
任されたのはいつ打ち切られても不思議ではない早朝の情報番組。
視聴率を上げるため、ベッキーは伝説の報道キャスター、マイクに依頼。
マイクがなんとか承諾してくれて喜んだのも束の間、
プライドの高いマイクは、パートナーを務めるお局キャスター、コリーンと、
徹底的にそりが合わず、衝突を繰り返す。
このままでは番組打ち切りだと上司から宣告されて……。
マイクにハリソン・フォード、コリーンにダイアン・キートンという大御所、
ベッキーには『きみに読む物語』(2004)や『きみがぼくを見つけた日』(2009)のレイチェル・マクアダムス。
元気がもらえる作品として太鼓判。