夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『デビルズ・メタル』

2016年10月14日 | 映画(た行)
『デビルズ・メタル』(原題:Deathgasm)
監督:ジェイソン・レイ・ハウデン
出演:マイロ・コーソーン,ジェームズ・ブレイク,キンバリー・クロスマン他

たまにはDVDをレンタルして観た作品もご紹介。

2015年のニュージーランド作品。10月初めにレンタル開始、販売は11月上旬。
新宿シネマカリテの特集企画“カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション 2016”にて上映された模様です。
堂々のスプラッタホラーで、あちこちちょん切れて血ドバドバ(笑)。

家庭の事情から伯父の家に引き取られることになった男子高校生ブロディ。
ヘヴィメタ大好きだが、伯父は悪魔崇拝だと言って蔑む。
同じ学校にかよう従兄とその友だちからいじめられ、毎日が辛い。

そんな折り、立ち寄ったレコード店で同じ趣味を持つ同年代のザックと出会う。
ブロディが冴えない少年であるのに対し、ザックは見るからに不良。
相反するふたりでありながら、ヘヴィメタという共通項を得て親しくなる。
ブロディは同級生の同じく冴えない男子を誘うと、ザックと共にバンドを結成する。

ある日、ブロディとザックは伝説のメタルスター、リッキー・ダガーの隠れ家を発見。
地下に潜んでいたリッキーは何者かから命を狙われているらしい。
自分が殺される前にとリッキーはブロディに1枚のレコードを手渡す。

リッキーの家から抜け出したブロディとザックは、
手渡されたレコードが幻の名盤であることに気づいて狂喜。
ところがレコードのジャケットと中身は異なっていてガックリ。
悪態をつくザックの隣でブロディがジャケットの中をよくよく見てみると、
そこには楽譜が隠されていた。

実はこれは古代の邪悪な悪魔を呼び出す曲の楽譜だった。
そうとは知らず、ブロディたちのバンドで演奏したところ、
住民たちが次々と悪魔と化して……。

おバカです。直視できないほど残虐なシーンもてんこ盛り。
にもかかわらず、悪魔に応戦する際の武器がアダルトグッズだったりしてワラける。

グロいシーンがあってもストーリーを書いてみれば青春映画の王道。
手の届かないはずのカワイイ女の子ともきっちりハッピーエンド。
オチのオチまで付いているので、エンドロールは最後まで観ましょう。

欲を言えば、私でもわかるようなヘヴィメタバンドの曲を多用してほしかった。
マニアックすぎて実在のバンド名なのかどうかもわからん。(^^;
たまにはこんなのもいいんじゃないでしょか。

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