〆にするにふさわしい劇場だし、それで打ち止めにしようと思っていたのです。
1回目を観たとき、友人から言われました。
「『ボヘミアン・ラプソディ』とか『トップガン マーヴェリック』とかみたいに、
これも30回行くことになるんとちゃうん?」って。
そのときにはこう答えました。「いやいや、こんな映画、ロングランにはならんでしょ。
30回行こうと思ってもそんなときまで上映してないと思う」って。
誰がこんなロングランになることを予想したでしょう。
だってインド映画ですよ。3時間あるんですよ。
世の中には、ボリウッドなんて言葉は知らない、インド映画なんて観たことないという人、
インド映画と聞いただけで拒否反応を示す人も多いはず。
なのにまさかの大ヒット、あちこちで復活上映もされて、ロングランに。
このたびは塚口サンサン劇場でトーク付き上映会があるという。
ゲストはインド出身の俳優でありラジオパーソナリティであるサニー・フランシスさん。
しかし日本に長く暮らすサニーさんのこと、日本語は堪能なんてもんじゃありません。
関西弁をも自由に操りABCラジオでは“マサララジオ”という番組で喋りまくっていらっしゃいます。
そんなサニーさんと、マサララジオの相方アナウンサー小寺右子さんが上映前に20分ほどトーク。
トーク付き上映会とのことだから、『RRR』にまつわる話が聴けるのかと思ったら違った。
「みんなマサララジオを聴いてね。Twitterでフォローしてね」だけやんかいさ。(^^;
映画とはほぼ何の関係もない話に終始しました。
関係ある話といえば、「皆さん、『RRR』を観るのは何回目ですか」っちゅう話。
20回ご覧になったという男性がステージ上に呼ばれ、“ナートゥ”を少し踊ってみせる。
あんなの、何回観たって踊れるようになるとは思えませんから、凄いですねぇ。
あ、そういえば、映画に関係のある話を思い出した。
あの“ナートゥ”は、ラーマとアクタルの動きがピッタリ合わねばラージャマウリ監督が許さず、
実に63日間をあのシーンのみに費やしたそうです。驚愕。
意外だったのは、このとき初めて『RRR』を観るというお客さんが多かったこと。
へ~、リピーターばっかりじゃないんだ。
初めてご覧になった皆さん、どうでしたか。リピートします?
エンドロールが終わると拍手喝采。「凄かったな」なんて言葉も聞こえて熱い上映会でした。
ほんでたぶんまた行く私。8回ってキリ悪いし、とりあえず10回にはしよかな。(^O^)