『アンダーニンジャ』
監督:福田雄一
出演:山崎賢人,浜辺美波,間宮祥太朗,白石麻衣,岡山天音,山本千尋,宮世琉弥,
坂口涼太郎,長谷川忍,木南晴夏,ムロツヨシ,平田満,佐藤二朗他
109シネマズ箕面にて、仕事帰りにこれ1本だけ観る。
ちょっと嫌な予感がしていました。福田雄一監督作品だから(笑)。
以前はとても面白いと思っていたけれど、昨年最後に観た『聖☆おにいさん THE MOVIE ホーリーメンVS悪魔軍団』(2024)が「なんだかなぁ」。
出演者はみんなそりゃ楽しいだろうでしょうが、ちょっと内輪ウケ過ぎやしませんか。
原作は花沢健吾の同名漫画で、『週刊ヤングマガジン』で2018年から今なお連載中。
TVアニメ化もされて一昨年放映されていたそうですが、未見。
腕は確かではあるものの、このところ仕事にあぶれ、ただただ暇を持て余す日々を送っている。
同じボロアパートの隣室とは押し入れで繋がっており、隣人の大野(ムロツヨシ)の冷蔵庫からビールを勝手に頂戴しては、
エリート忍者の加藤(間宮祥太朗)からようやく命じられた仕事は、高校生に扮しての潜入捜査。
講談高校には謎の闇組織“UN”こと“アンダーニンジャ”が潜んでいるらしく、UNの狙いが何なのかを突き止めるのが九郎に与えられた任務。
24歳の自分が高校生になるのは無理があるのではと問うたところ、加藤は問題ないと言う。
こうして九郎は高校生を装い、講談高校に転入。
同級生の野口彩花(浜辺美波)は九郎のことを変な奴だと思いつつもなんだか気になってしまう。
彩花の幼なじみである瑛太はいじめられっ子ゆえ不登校になっていたが、九郎が助けてくれると言うので登校することに。
すると九郎は本当に強くて速くて、不良の中にも彼に一目置く者が出てくる。
いったいUNは誰なのかとひそかに目を光らせる九郎は、最初は主事を名乗る男(平田満)を怪しむが、
どうやら彼はUNではなく、学校で一番人気の女子生徒、山田美月(山本千尋)がそうではないかと思いはじめる。
人をバサバサ斬りたくてNINを抜け、UN側についた猿田(岡山天音)から襲いかかられて……。
とてもくだらないです(笑)。
九郎と大野の最初のほうのやりとりとか、ほとんどNG集。
わざわざお金を出して観に行くほどのものかと思ってしまう。
いいんです、とりあえず山崎賢人を見られるのだから。でもそれだけですよねぇ。
もとは武術太極拳の名手、山本千尋のアクションシーンも見られることだし。
仲良しグループで和気藹々とやっているのは嫌いではない。
ただ、そういえば三木聡監督もこんな感じで、内輪ウケに走っているうちにイマイチになったような気がします。
作品としてこれ以上劣化しないようにお願いしたい。
わざわざ観に行くほどのものじゃないと思いつつも、今後も観ますから。ほんまに、頼むで。