12月11日(木)、新国立劇場にモーツァルト作曲のオペラオペラ「ドン・ジョバンニ」を見に行きました。
このオペラは、天才モーツァルトの不朽の名作といわれ、1987年のプラハ初演以来、多くの人を魅了して来ました。
あらすじは、永遠の色男、好色であるドンジョバンニが、様々な女性遍歴の果てに、悪行の報いから自分の殺した騎士長(石像)によって、地獄に突き落とされるというものです。
劇的な序曲から始まり、まさに光と影、明と暗が交錯し、オペラ・ブッファ(喜劇)と言われながら、文豪ゲーテがデモーニッシュ(魔神的)と呼んだような魅力に溢れています。
今回は、舞台、演出が新制作。本来、このオペラの舞台はスペインのセヴィリアということになっていますが、演出のグリシャ・アサガロフは伝説の人物であるドン・ジョバンニの時代と場所ではなく、実在の色男、カサノヴァの生きた18世紀後半のヴェネツァを背景にして演出しています。ゴンドラなどが出てくるのもこのためです。
出演はドン・ジョバンニがルチオ・ガッロ、レポレッロがアンドレア・コンチェッティ、ドンナ・アンナにエレーナ・モシュク、ドンオッタービオにホアン・ホセ・ロベラ、ドンナ・エルヴィーラにアガ・ミコライ、マゼットに久保和範、ツェルリーナに高橋薫子でした。
それぞれに適役でしたが、ツェルリーナを演じた高橋薫子がコケティシュな役割を上手く演じていました。
美術・衣装も、なかなか豪華で、若いコンスタンティン・トリンクスの指揮する東京フィルハーモニーの演奏とともに、オペラ「ドンジョバンニ」を楽しむことが出来ました。
第一幕 カタログの歌の場面(写真)
「奥様! うちの旦那が手がけた美人の記録はこれのことです。わっしが作りました旦那の記録をご覧下さい。一緒に読んでみることにしましょう。イタリアでは60人、ドイツでは231人、フランスでは100人、トルコでは91人、おまけにスペインでは、もうすでに1003人ですよ。
この中には村娘も、女中も、町の女たち、伯爵夫人も、男爵夫人も、公爵夫人も、お姫様も・・・・・」とレポレッロはドンナ・エルヴィーラに向かって、有名な「カタログの歌」 を歌います。
詳しくは 「めいすいの音楽随想」オペラ「ドン・ジョバンニ」をご覧下さい。
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このオペラは、天才モーツァルトの不朽の名作といわれ、1987年のプラハ初演以来、多くの人を魅了して来ました。
あらすじは、永遠の色男、好色であるドンジョバンニが、様々な女性遍歴の果てに、悪行の報いから自分の殺した騎士長(石像)によって、地獄に突き落とされるというものです。
劇的な序曲から始まり、まさに光と影、明と暗が交錯し、オペラ・ブッファ(喜劇)と言われながら、文豪ゲーテがデモーニッシュ(魔神的)と呼んだような魅力に溢れています。
今回は、舞台、演出が新制作。本来、このオペラの舞台はスペインのセヴィリアということになっていますが、演出のグリシャ・アサガロフは伝説の人物であるドン・ジョバンニの時代と場所ではなく、実在の色男、カサノヴァの生きた18世紀後半のヴェネツァを背景にして演出しています。ゴンドラなどが出てくるのもこのためです。
出演はドン・ジョバンニがルチオ・ガッロ、レポレッロがアンドレア・コンチェッティ、ドンナ・アンナにエレーナ・モシュク、ドンオッタービオにホアン・ホセ・ロベラ、ドンナ・エルヴィーラにアガ・ミコライ、マゼットに久保和範、ツェルリーナに高橋薫子でした。
それぞれに適役でしたが、ツェルリーナを演じた高橋薫子がコケティシュな役割を上手く演じていました。
美術・衣装も、なかなか豪華で、若いコンスタンティン・トリンクスの指揮する東京フィルハーモニーの演奏とともに、オペラ「ドンジョバンニ」を楽しむことが出来ました。
第一幕 カタログの歌の場面(写真)
「奥様! うちの旦那が手がけた美人の記録はこれのことです。わっしが作りました旦那の記録をご覧下さい。一緒に読んでみることにしましょう。イタリアでは60人、ドイツでは231人、フランスでは100人、トルコでは91人、おまけにスペインでは、もうすでに1003人ですよ。
この中には村娘も、女中も、町の女たち、伯爵夫人も、男爵夫人も、公爵夫人も、お姫様も・・・・・」とレポレッロはドンナ・エルヴィーラに向かって、有名な「カタログの歌」 を歌います。
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