めいすいの写真日記

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モロッコの旅(8)・・・アルジャディーダのポルトガル都市

2015-04-07 | 旅の写真

  アルジャディーダの海に面した場所に、ポルトガルの支配時代(1502~1769)の城塞都市があります。
  当時アルジャディーダはマサガンと呼ばれ、インド貿易の重要な中継地になっていました。
  このメディナ(旧市街)は2004年に世界遺産(文化遺産)に登録されました。
  ヨーロッパ文化とイスラム文化双方の街並みとなっています。

  城壁都市の前面は濠になっていましたが、今は埋め立てられて道路になっています。

城壁都市のメインストリート

   街の中央付近にある50m四方の貯水槽。円柱の美しいゴシック建築で作られています。
  1514年に、この城塞の建設が始められましたが、当初は穀物倉庫でした。城壁の外の水が絶たれた時のため、1542年に非常用の貯水槽
として改造されました。地上から  雨水が流れ込み、水がたまるようになっていました。明かりは、天窓から採られています。
  この街が作られてから30年もたたないうちに改造されたということは、ポルトガル人は、早くから危機感を持っていたことになります。
  入り口が狭く、20世紀になってから、この貯水槽は発見されました。

 1769年にモロッコのスルタンによって攻め落とされ、ポルトガル人は、この街を退去しました。城塞は廃墟になりましたが、19世紀に
モロッコの王によって再建されることになりました。
 退去したポルトガル人は、本国には帰らず、ブラジルのマザゴンに向かったと言います。

 詳しくは、 めいすいの海外旅日記 第9,10日・・・アルジャデーダ をご覧下さい。