めいすいの写真日記

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蔵の街・栃木市の散策(3)・・・油伝味噌と田楽あぶでん

2013-04-16 | 街角

油伝味噌は栃木駅から歩く「蔵の街・とちぎ散策コース」では最北にあります。創立が天明年間ということで230年以上も経っています。
はじめは油問屋でその後、味噌醸造と商売が変わりました。

また、このお店は、「日光例幣使街道」沿いにあります。
日光例幣使街道は、京都の朝廷の勅使が日光東照宮へ幣帛(へいはく)を奉納するために通った道。幣帛とは神にお供えするもの。
この街道を東照宮に参拝する西国の諸大名も通ったため、江戸時代には、にぎわいをみせていました。今も白壁の土蔵群が残っています。

お店の中庭に入ると、「水琴窟」があり、手前の竹筒に耳を寄せると良い音が聞こえてきました。

この中庭に面する立派な白壁の蔵がありました。国の登録有形文化財に指定されています。

この歴史のある建物群を有効活用するため、味噌田楽を食べさせてくれるようになったようです。

この田楽は「田楽あぶでん」と呼ばれます。それは開業が油屋で初代が伝兵衛なので「あぶでん」というのだそうです。
店構えは、江戸の昔にタイムスリップしたような気持ちにさせてくれます。入口には芳醇味噌、十麹粒味噌、天然米味噌などを売っていました。

お店の仲は手前に椅子席があり、奥は座敷になっています。

田楽は店の人が目の前で造ってくれるので、焼きたての温かい田楽が食べられます。

私の頼んだのは「田楽盛り合わせ」(500円)。手前から豆腐、団子に見えるのは里芋、こんにゃく。さすがに味噌屋産だけあって味噌の味は
絶品。真っ黒な味噌のこくは素晴らしい。「田楽ってこんなに美味しいの!」



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