まずは、車で秩父市黒谷に鎮座する聖(ひじり)神社へ。
小高いところにあります。
右側に手水場がありましたが、コロナの時期だけに、今回は使えませんでした。
慶雲五年、西暦七〇八年、武蔵国秩父郡(現在の埼玉県秩父市黒谷)から自然銅が発見され、これを喜んだ朝廷は年号を「和銅」と改元し、日本最初の流通貨幣【和同開珎】を、発行しました。
この、日本で最初に発行された貨幣『和同開珎』を氏神様としています。
銭神様と呼ばれ、金運アップのパワースポットとして有名な神社です。
金運を我が身にと、絵馬などにお金儲けの願掛けがいろいろとしてあり、ちょっとビックリ。御利益グッズもタップリ売っていました。
石段を登った右側にあるのが杉の大木のご神木。幹に手を触れるとパワーがもらえるそうです。
私も金運に恵まれるようにと願掛けしました。
この聖神社から、和銅露天掘り後と言われる県指定文化財「和銅の遺跡」に
歩いて行けます。600mほど緩い上り坂を上がって行きます。現在は工事中のため車では行けませんでした。
たどり着いた所、小さな沢が和銅の露天掘り後でした。
この付近に大岩がにょきにょきと立っていて、銅色(赤黒く光沢のある色・・・あかがねいろ)でした。昔、掘り進んで中断したところが和銅沢と呼ばれるようになったとのこと。
朝廷に上納した銅の量は定かではありませんが、大量には発掘出来なかったのでないかと思われます。
ここには、「日本通貨発祥の地」の記念碑が飾られていました。