めいすいの写真日記

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原田知世主演 映画「時をかける少女」

2021-06-07 | 映画

                          2021/5/31 BS4Kプレミアムシネマ

 筒井康隆のSF小説を映画化した青春ファンタジー。高校生の芳山和子は、学校の実験室で白い煙とともに立ちのぼったラベンダーの香りをかいだ瞬間、意識を失い倒れてしまう。それ以来、時間を移動してしまうような不思議な現象に悩まされるようになった和子は、同級生の深町一夫に相談するが……。本作が映画初主演となる原田知世がフレッシュな魅力でヒロインを好演し、大ブレイクを果たした。

【監督】 大林宣彦 
 【原作】筒井康隆
 【出演】
   芳山和子…原田知世
      深町一夫…高柳良一 
      堀川吾朗…尾美としのり
      福島利男…岸部一徳
      立花尚子…根岸季衣
 【製作】1983年日本

始まりはモノクロのスキー場のシーンから。ロマンティくな雰囲気をかき立てる。

 土曜日の掃除当番、理科実験室でラベンダーの香りを嗅いだ芳山和子は気を失ってしまう。

 その後、不思議な体験をするようになる。

保健室で回復した和子は深町一夫と共に家に帰る。

1日先行した授業を受けているので、この日は漢文の返り点の記入も容易に出来た。

和子の弓が前日の的と同じところに当たる

和子と吾朗との幼少時の出来事が後で深町一夫と入れ替わっていることを知る。

坂の多い町である尾道を駆け抜ける和子。この映画が封切られた後、尾道を訪れる人が増えたという。

 正面の寺の山門の屋根が突然崩れ落ちるのを知っているのため、和子は吾朗が被害を受けないよう急ぐ。

和子は、深町一夫の温室にもしもと感じ訪れるが再びラベンダーの香りの入ったフラスコの液体を嗅いでしまう。

そうすると植物採取をおこなっている深町一夫の奇岩にテレボーテーションしてしまう和子。

奇岩の上から和子は落下。現実の世界とは異なることを知ってしまった和子は異次元の世界に入ってしまう。

深町一夫は「自分は薬学に必要な植物の採取のために、この時代にやって来た未来人であること」を和子に告白する。
自分はもう、生きていた社会に戻らなければならないと告げる。
和子は私を連れて行って欲しいと願うがそれはかなわないことという。
そして、再び後の世、会えるとしてもお互い認識出来ないだろうと告げる。

何年か経ち、大学の薬学部で働く和子。和子は気がつかないが映画では訪ねて来た男は深町一夫?のよう。

【感想】 この映画はSF小説が起こす、テレボーティションとタイムトラベル、そしてそのどちらも起きるタイムリープ。を取り扱っています。
 そして、高校生がのびのびと生きていく世界を明るく表現しています。特に広島県尾道市の歴史ある街、坂が多く厚い瓦屋根が雰囲気を形作る街を描写します。SF小説といいながらも現実の世界とかけ離れないすぎない範囲で演出していて親しみを持ち鑑賞出来るようになっているといえるでしょう。微妙なバランスの上に上手く建って作られました。
 一度見て、そうして、しばらく経って見ても感慨深げに見ることが出ると思います。出来映えの良い映画です。



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