2021/08/14 BSプレミアム
ワルトビューネ(Waldbuhne・・・森の舞台)と呼ばれるベルリンフィルのコンサートが今年も6月22日に行われました。
指揮者はイギリス人のウェイン・マーシャル。ジャズピアニストでもあります。
1曲目は「ジョン・ウィリアムズ:スペシャル・エディション」
映画音楽の巨匠ジョン・ウィリアムズが作曲したスター・ウォーズ、ハリー・ポッターなど名作の数々をメドレーにした作品です。(マルティン・グルービンガーの編曲)
現代最高のパーカッショニストといわれるマルティン・グルービンガーがティンパニ、マリンバを始めとする数多くの打楽器を
ステージに並べ,これらを駆使して演奏します。
オーケストラ以外にパーカッシブ・プラネット・アンサンブルのメンバーも加わりました。
ウィリアムも認める天才奏者グルービンガーの白熱の演奏で、華やかなパーカッションのサウンドが響きました。
2.ガーシュイン作曲「ラプソディ・インブルー」(ファーディ・グローフェの編曲)
ガーシュインの名を世界に知らしめたシンフォニック・ジャズの傑作です。
ピアノはウェイン・マーシャル。
マーシャルは1995年のワルトビューネでピアニストとしてこの曲を演奏しました。
今回、指揮者としてベルリンフィルと初共演となりましたが、再び同じ曲を演奏しました。
ジャズ・ピアニストらしい即興演奏を随所にみせてくれました。
アンコール 「ベルリンの風」
コンサートのラストを飾るのは恒例のアンコール曲。観客も指笛や手拍子で参加します。
今年はコロナ禍があり入場制限が行われ観客も半数程度でしたが、会場全体が一つになって盛り上がっていました。
コンサートが始まった頃は明るかったワルトビューネ野外音楽堂(ベルリン)も暮れはじめました。
(了)なお、全編ノーカット版は8月22日の深夜にBSプレミアムで放送されます。