めいすいの写真日記

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北口本宮富士浅間神社を訪れる

2010-04-02 | 旅の写真
法事の折に、富士浅間神社の前を車で通りました。由緒ある神社に見えたので訪ねてみました。




  北口本宮富士浅間神社は社伝によると「紀元110年、日本武尊(やまとたけるのみこと)が東方遠征の折に、
大塚丘より富士山を遙拝し『富士には北側より登拝するのが良い』として、祠と鳥居を建てたのが始まり」ということなので、
その歴史の古さは尋常ではありません。
 国道の入口から、うっそうと茂る樹齢数百年の杉木立の参道が続いていました。



 その途中にあるのが「角行の立行石」。
 江戸時代に広まった富士講の開祖。慶長15年(1960年)この地を訪れた角行は富士を遙拝し、
この石の上に爪立ちして三十日間の荒行をしたと伝えられます。
 彼は数々の荒行を行い、江戸ではやった「つきたおし」という奇病の病を癒すなどの奇跡を起こした人物として
知られています。百六歳にして大往生。



 大鳥居は日本武尊の故事にもとづいて昭和27年に再建されたもの。朱塗りの四脚の鳥居で国内第一の大きさとのことです。



 本殿は国の重要文化財となっています。他に西宮本殿東宮本殿とあり、こちらも重要文化財となっています。



 梁から見下ろす天狗も迫力十分、この辺りに天狗が本当にいたのではと思ってしまいます。

 立派なのは、本殿の前、左右にある山梨県第一号天然記念物指定のご神木「太郎杉」と「富士夫婦檜」です。



 本樹は樹齢千年くらいと言い伝えられている。根張りが著しく発達し漏斗を伏せたような樹形は、
ご神木に恥じない荘厳さがあり本殿を見守るかのようである。「富士太郎杉」と呼ばれ広く市民に親しまれている。
 南側附近の損傷部は昭和34年8月の7号台風により被害を受けたものである。
 山梨県を代表する杉の巨木として、山梨県の天然記念物の第一号に指定された。
 大きさは次の通りである。
 1.露出根張り  21.0メートル
 2.幹根境の周囲 12.7メートル
 3.目通り幹囲  8.2メートル
 4.樹 高    30.0メートル
 5.枝張り    東西12.8メートル
          南北14.7メートル
 平成11年3月
                  山梨県教育委員会
                  富士吉田市教育委委員会



 この木は二本のヒノキが根元で一本になり、また地上約12mで再び合着していることから「富士夫婦檜」と呼ばれ、
広く市民に親しまれている。根張りが著しく発達し漏斗を伏せたような形になっており、
枝は丈夫で四方に良く伸びてたいへん見事である。
 合着木であるが、県下で最大のヒノキの巨樹であり、市内の代表的な巨樹である。
 大きさは次の通り。
 1.露出根張り  17.0メートル
 2.幹根境の周囲 8.7メートル
 3.地上から幹根境までの高さ 1.7メートル
 4.目通り幹囲  7.65メートル
 5.樹高     33.0メートル
 6.枝張り    東8.5メートル 西8.9メートル
          南7.6メートル 北8.3メートル
 平成5年3月
                  富士吉田市教育委員会
 


 社殿右後ろにある鳥居から吉田口登山道があります。富士山頂に向かう起点となっています。
 「富士北口登山本道」の石碑が重々しく感じられます。

 「富士浅間神社」は静岡県や山梨県と関東近県に43社ほどあるようです。
 総本山は静岡県富士宮市にある「富士山本宮浅間大社」ですが、山梨県側ではこの神社が一番です。
 ちなみに私の住んでいる志木市には埼玉県で唯一の「羽根倉浅間神社」があります。ここには、社の他に富士塚が作られています。

 富士山を崇拝してきた日本人の心の歴史が感じられる神社でした。

PENTAX K7 + TAMRON 17-50mm F2.8 で撮影

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