マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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往馬神社火祭り禊ぎ

2007年10月30日 08時58分05秒 | 生駒市へ
生駒市一分に鎮座する往馬坐伊古麻都比古神社。

火祭りとも称される秋祭りは祭典が始まる十月一日から始まっている。

夕刻、日が落ちるころ同神社の神職一同は斎館前庭に集まってくる。

とんど火を焚き四方竹を立て結界を張る。

定刻時刻になると一同は同神社神殿に向かって拝礼し火祭りが無事に執行されるよう厳かに祈る。

祈願を終えると一行は提灯を翳して同神社境内にある禊場まで駆け走っていく。

ワッショイ、ワッショイと掛け声と共に走り出す。

禊場に到着するとオニギリ、オニギリを発して両手でおにぎりを握るように手を円くして禊ぎの潔斎。

火祭りの宵宮までの毎夜行われる禊ぎは祭事執行に際して身を清めていきますが、今日は松明作りの火出し人も禊ぎの水垢離が行われる。

(H19.10. 4 Kiss Digtal N撮影)

往馬神社苗植おんだ祭

2007年06月02日 06時49分29秒 | 生駒市へ
苗代おんだ祭を終えた一行は拝殿下の広い境内に祀られた四方竹に移ります。

今度は松苗を供えての御田植え。

スキ、カラスキ、マンガン、アゼヌリなど一連の御田植所作は同様だが、異なるのは巫女らによる松苗植えだ。

田作りを終えると田男は三宝に載せた松苗を田に放っていく。

巫女はその松苗を拾って数本ずつ田んぼに植えていく。

慣れない巫女は田男の田植え見本を真似て、衣装が田んぼの水に浸からんように腰をあげて植えていく。

細かい描写でお田植を再現された田男は現役の農業従事者。

「子供らには勉強になるやろ。大勢の人が見に来てほしい。」と願っておられます。

(H19. 5. 5 Kiss Digtal N撮影)