マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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曽爾長野頭甲飾り

2006年11月03日 08時27分47秒 | 曽爾村へ
曽爾村の門僕神社の秋祭りでは「頭甲(すこ)」と呼ばれる特別神饌が奉納されます。

天頂に大振りのケイトウを乗せた形態は、人身御供の乙女の頭と髪飾りを表しているともいわれています。

20本ほどのズイキを束ねた胴体の周囲に彩り染まったカキと丸モチを交互に竹串で刺していきます。

カキとモチの装飾は6~8段に重ねていきます。

現在は、大ぶりなカキとモチですが、もともとは両方とも小さな形で百個近くが張り付けられていたそうです。

大きなケイトウの葉を広げ、選ばれた最良の花を天頂に取り付けると華やかな頭甲のできあがり。

旧村の長野、掛、小長尾、今井、塩井、葛、太郎路、伊賀見の8カ大字でそれぞれ作られる神饌頭甲は、翌日の祭りの朝、各地区の当屋が肩に担いで渡御。

「牛の舌」「犬の舌」と呼ばれる平たいモチとともに神前に供えられます。

(H18.10.7 Kiss Digtal N撮影)

長野頭甲飾り取材に際しては、今年の春に”男の料理」でお世話になった「静山荘 曽爾」のオーナーに再びお世話になりました。

JNP和歌山第二支部のメンバーらも好評で、この秋にも再び宿泊地に指名されている。

このページを借りて厚く御礼申し上げます。

「静山荘」ホームページはこちら→http://www5.kcn.ne.jp/~orbsmith/