マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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藺生のサブラキ

2016年04月20日 10時10分53秒 | 奈良市(旧都祁村)へ
青龍寺から葛神社へ向かう道は田園が広がる。

先月末にはすべての田植えを終えて「毛掛け参籠」が行われた。

神社に参って村の田植えが終わったことを神さんに報告する村行事だ。

田園を見ていたとき、白いモノが目に入った。

竹に挟んだ白いモノは正月初めに祈祷したごーさん札。

田植え始めに田主が立てる。

これを当地では「サブラキ」或は「サブラケ」と呼んでいる植え初めの在り方。

平成22年にその様子を取材した男性Tさんは昨年に亡くなられた。

植え初めの田に12本のカヤを挿して2房のフキダワラを置く。

男性は葛神社にも2房供えていた。

田植えを終えたら炊事場に祀ってあるエビスサン(戎大黒)の前にナエサンとフキダワラも供えていたことを思い出した。

(H27. 6. 6 EOS40D撮影)


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