マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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下笠間米寿祝いのテハン

2015年11月21日 09時13分48秒 | 民俗あれこれ
室生在住の知りあいの家を訪ねた。

入った玄関扉上に数枚の「手形」が貼ってあった。

80うん歳の奥さんがいうには米寿祝いの「テハン(手版)」。

女性は右手で男性は左手の手形を押す。

かつては数え年88歳にしていたが、意見が出て満年齢になった。

1月20日は村の初常会。

そのときに配られる祝いの印し。

100歳の百寿には朱塗りの「テハン」になるという。

米寿祝いにオボン(盆)、チョウシ(銚子)、メシジャクシ(飯杓子)<一般的にはシャモジ(杓文字)>などが配られた。

村の各戸や親戚中に配っていたが、廃止したと云う。

祝いの品は違うが大和郡山市・長安寺町や田原本町・八田では砂糖を二袋ずつ村各戸に配るという風習がある

今ではしていないが桜井市の小夫嵩方では箸だったと聞く。

米寿の祝いの品も調査しなければ・・・と思った。

(H27. 2.15 EOS40D撮影)


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