朝から住職が勤行してきた大般若経。
六百巻の転読法要のお勤めは一日がかり。
ここは山添村岩屋の興隆寺。
長丁場だけに30分ほどは休憩を挟んだという。
昼も過ぎて2時間余りは「五百三十八巻~ さんぞう~ ほうし~ そわか~・・・」だった。
大般若経の経典は十巻を一棚に納められる。
それを十段で一箱となる。
箱は六つあるから合計で六百巻となる。
この日に集まったのは檀家総代、区長ら11人。
その中には大厄の人もいる。
厄は男性が25歳、42歳、61歳でいずれも数え歳。
42歳は大厄だ。
女性は19歳、33歳、37歳、61歳である。
大厄は33歳となる。
男女とも大厄の前年を前厄、大厄後の歳を後厄と呼ぶ。
該当する村人の大厄は毎年とも何人かはいると話す。
この年は7人だった。
人生の節目における厄年は厄を祓うとしている。
岩屋では大般若経を転読することで厄除けをしている。
また、88歳は重ね厄年とされる長寿の米寿。
合わせて転読法要される年齢で、厄年にあたった人たちの名を詠みあげ祈祷された。
そうして終えた住職は大般若波羅密多経巻の一巻目と六百巻目を取りあげた。
それを持って参拝者一人ずつ前に立つ。
手を合わせて拝む参拝者。
功徳を受けて頭を下げる。
そして「あみだにょらい だいにちにょらい なむだいし-へんじょー・・・」と真言を唱えた。
ご本尊の前には大きな掛け図が掲げられている。
阿弥陀如来と十六善神だ。
赤鬼の教えを請うて帰依していると住職は話す。
その壇下には十数本の御幣が立てられている。
厄払いの御幣だという幣の数は例年なら12本。
閏年ならば13本立てられる。
一年間を無事に過ごせるようにという祓いの本数だ。
それぞれの幣には神名が書かれている。
八王子が8本で九徳九満神、降昇神、大荒神、飢渇中、地主神などの神名が見られた。
八王子は氏神さんの八柱大御神であろう。
厄除け祈祷を終えた人たちは本堂で寺接待。
いつもならドーゲが下支えするがこの日はお寺さん。
とはいっても酒の肴はいつものダシマメだ。
およそ30分の接待を終えれば総代が祈祷された「米尾山 興隆寺 奉転読大般若経」のお札を配る。
こうして村人たちは息災延命、福寿増長を授かって寺をあとにした。
(H24. 2.26 EOS40D撮影)
六百巻の転読法要のお勤めは一日がかり。
ここは山添村岩屋の興隆寺。
長丁場だけに30分ほどは休憩を挟んだという。
昼も過ぎて2時間余りは「五百三十八巻~ さんぞう~ ほうし~ そわか~・・・」だった。
大般若経の経典は十巻を一棚に納められる。
それを十段で一箱となる。
箱は六つあるから合計で六百巻となる。
この日に集まったのは檀家総代、区長ら11人。
その中には大厄の人もいる。
厄は男性が25歳、42歳、61歳でいずれも数え歳。
42歳は大厄だ。
女性は19歳、33歳、37歳、61歳である。
大厄は33歳となる。
男女とも大厄の前年を前厄、大厄後の歳を後厄と呼ぶ。
該当する村人の大厄は毎年とも何人かはいると話す。
この年は7人だった。
人生の節目における厄年は厄を祓うとしている。
岩屋では大般若経を転読することで厄除けをしている。
また、88歳は重ね厄年とされる長寿の米寿。
合わせて転読法要される年齢で、厄年にあたった人たちの名を詠みあげ祈祷された。
そうして終えた住職は大般若波羅密多経巻の一巻目と六百巻目を取りあげた。
それを持って参拝者一人ずつ前に立つ。
手を合わせて拝む参拝者。
功徳を受けて頭を下げる。
そして「あみだにょらい だいにちにょらい なむだいし-へんじょー・・・」と真言を唱えた。
ご本尊の前には大きな掛け図が掲げられている。
阿弥陀如来と十六善神だ。
赤鬼の教えを請うて帰依していると住職は話す。
その壇下には十数本の御幣が立てられている。
厄払いの御幣だという幣の数は例年なら12本。
閏年ならば13本立てられる。
一年間を無事に過ごせるようにという祓いの本数だ。
それぞれの幣には神名が書かれている。
八王子が8本で九徳九満神、降昇神、大荒神、飢渇中、地主神などの神名が見られた。
八王子は氏神さんの八柱大御神であろう。
厄除け祈祷を終えた人たちは本堂で寺接待。
いつもならドーゲが下支えするがこの日はお寺さん。
とはいっても酒の肴はいつものダシマメだ。
およそ30分の接待を終えれば総代が祈祷された「米尾山 興隆寺 奉転読大般若経」のお札を配る。
こうして村人たちは息災延命、福寿増長を授かって寺をあとにした。
(H24. 2.26 EOS40D撮影)