カルカッソンヌの朝市
今日は朝10時50分発の電車でカルカッソンヌに出かけました。トゥールーズからカルカッソンヌまでは45分程です。カルカッソンヌに着いて、駅から南に真っ直ぐ下ると、カルノ広場で大規模な朝市をやっていて、思わず寄り道。フェンネル、食べられるサボテン、石榴を買い込んで、それを持ってコンタル城のあるラ・シテへ。
カルカッソンヌ城壁
オード川を渡るポン・ヴュー(旧橋)に出ると、川と緑の木々の向うにコンタル城が姿を現し、時間が止まったような佇まいに不思議な感動を覚えます。川を渡り、土産物屋さんやレストランの並ぶ道を、店を覗きながら上がっていくとお城の入り口に到着。そこから階段を登ったり降りたししながら、お城の内部を見物。お城と名はついていても住む場所ではなく外敵と戦う要塞なので、壁に弓を射る小窓や石を落とす窓がある、ある意味殺伐とした建物なのですが、建物から見晴らすカルカッソンヌの町並みは色の統一感があってとても綺麗です。
内部を丁寧に見ながら全館の見物を終了。城近くのビストロ・レストランで昼食。夫はハムサラダ、AAさんはサーモンサラダ、ユキさんはカスレセット、私はフォアグラ・サラダを注文。飲み物は白のテーブルワインをカラフェで注文。フランスのレストラン特有の食べ物のゆっくりした出し方も、急ぎでない身にはゆっくりした時の流れで心地よく感じます。
遅い昼食を終えて、帰りの電車までまだ少し時間があるので、城壁を一周するプチ・トランにも乗りました。これに乗ると普通では見られない角度からお城の姿を見ることができると同時に、日本語の説明が聞けるイヤホンがあるので、この城にまつわる大まかな歴史を知ることができました。
城壁一周を終えると4時半過ぎ。帰りの電車は5時23分発なので意外に時間が迫っているため、結局駅まで早歩きで帰ることになりました。沢山歩いたし、ワインの影響もあるし、電車に乗ってからは爆睡。あっというまにトゥールーズに着きましたが、なぜか「自分の街に帰ってきた」とホッとした気分になりました。
朝市で買ったフェンネル
今夜はまたAAさんとユキさん親子が、昨日のムール貝と煮汁の残りに、日本から持ってきたお米と今朝朝市で買ったフェンネルを入れて、絶品のリゾットを作ってくれて、それに三色のサボテン、チーズ・サラミ・オリーブという夕食。珍しいものが食べられて好奇心も胃袋も満足しました。(三女)