ストローバレイ家の介護奮闘記

90→→92歳の母を支える4姉妹の泣き笑い奮闘記・・とその後

映画「天使の分け前」

2013-05-02 21:33:17 | 日常
        

銀座テアトルシネマで上映中の映画「天使の分け前」を見てきました。

ストーリー:
『スコッチウイスキーの故郷スコットランド。育った環境のせいでケンカ沙汰の絶えない若者ロビーは、恋人レオニーと生まれてくる赤ん坊のために人生を立て直したいが、まともな職も家もない。
またもトラブルを起こし、刑務所送りの代わりに社会奉仕活動を命じられたロビーは、現場の指導者でありウイスキー愛好家であるハリーと、3人の仲間たちと出会う。ハリーにウイスキーの奥深さを教わったロビーは、これまで眠っていた“テイスティング”の才能に目覚め始める。ハリーのおかげで初めて自分に自信を持ち始めたロビーだが、レオニーと息子との平穏で安定した生活を手に入れるためには、大きなチャンスが必要だ。ある日、オークションに100万ポンドもする樽入りの超高級ウイスキーが出品されることを耳にしたロビーは、人生の大逆転を賭け、仲間たちと一世一代の大勝負に出る!』 (HPより)

若いロビーを演じる俳優ポール・ブラニガンが実にはまり役。彼の生き辛さと感受性豊かで素直な人柄が全身から滲み出ていて、見ている側としては、時にホロリとし、時に笑ったりと、ロビーの喜びや悲しみに思い切り感情移入しながら、ことの成り行きをハラハラドキドキしつつ見守ることになりました。

行動を共にする3人の「ワル」たちも、夫々に愛嬌があって個性的で憎めない、無くてはならない名脇役です。可愛らしさと賢さを併せ持つ恋人レオニーも(2人の可愛い赤ちゃんも)、ロビーにとって本当に必要な人なのだと、説得力があります。そして何より指導者ハリーの‘親父’的な、素朴で大らかな愛!その安心感を与えてくれる温かな人柄がとても素敵です。最後にハリーに贈られる‘天使の分け前’・・・この仕掛けの何とも魅力的なこと!

こうして、ロビーは結局のところ本当の意味での善意の人達に囲まれているし、いざという時に幸運の女神が微笑んでくれるし、何ともラッキーな人生、という感じなのですが、それが『痛快にして心温まる、ハートフル・コメディ』たる所以なのでしょう。十分に楽しめる作品でした。

あ、それとスコッチウィスキーって、ワインに負けない複雑で深い味わいがあるんですね。テイスティングやオークションの場面にグラッときて、久々に上等なウィスキーを飲みたくなりました。

この映画は銀座テアトルシネマで5月31日まで上映予定ですが、とても人気があるみたいで、毎回凄く混雑しているようです。実は私たちも昨日10時20分上映を目指して行ったのですが、満席で入れず、仕方なくそこで前売りチケットを手に入れて今日見に行くことになったのです。これから見ようと思う方は、オンラインチケットを購入するか早めに会場に行ったほうが良さそうです。(三女)
コメント
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