昨日聴いたデルフェローがピアノを弾くアルバム「TRIANGULAR VIEW 」でドラムスを叩いていたMassimo Manziさんの名前を、翌日中古屋さんで見つけました。それも昨日聞いた「IN YOUR OWN SWEET WAY」に反応するように、「IN MY OWN SWEET WAY」というタイトルのアルバム、なんかの縁があると拾いました。
このドラムスとベースはイタリアの長老ピアニスト、レナード・セラーニのリズム隊です。
1曲目ミディアム・テンポの4ビート、小気味良くスウィングするピアノ、セオリー通りの曲運びは、師匠がバリー・ハリスだそうで、うなずけます。
2曲目は静かなバラッド“You've Changed”ここで表現の上手さが解ります。タッチが丹精で決して勢いで弾きません。
3曲目はタッド・ダメロンの“The Chase”、速いテンポで転がるようで気持ちが良い。
ドラムスのManziさんもこっちの方が快調のようです。
4曲目の美しい曲はバリー・ハリスの作、曲の感じを上手く捉えたピアノはきっと、教えてもらったお気に入りの曲なのでしょう。これ一番です。
続く3曲はオリジナル、知った曲なのではリズムと上手くかみ合いますが、オリジナルだと一寸連携が悪い、全部スタンダードのほうが良いみたい。
8曲目はガレスピーとパーカーの“Shaw 'Nuff”ホーンの曲を上手くピアノで演りました。
内容解っていれば、普段は選ばないアルバムですが、縁があるから拾って結構楽しみました。
Francesco Marziani / IN MY OWN SWEET WAY
Francesco Marziani(p)
Massimo Moriconi(b)
Massimo Manzi(ds)
Recorded at Mu Rec,Milano on October 3,2008
1.If I Were A Blackbird
2.You've Changed
3.The Chase
4.Eleanor
5.Light Night
6.Walzer Per Il Sonno Di Andrea
7.In My Own Sweet Way
8.Shaw 'Nuff
9.Myself In Blue