前に買ったアルバムが良かったのに、次のがなんだか大失敗、ちょっと試聴したら買わなかったのにと思うアルバムがありました。試聴も大切ですが、どうも好きでない。ところがそれとは反対に山野に行ってちょっと試聴して、これは即買いしました。試聴して良かったです。
1曲目“Goodnight”はあまり馴染みのない曲ですが、これが良い。思い出すように、綴る曲運びは、ピアノの深い音色がとても落ちついた世界に連れて行ってくれるのです。
2曲目は中国からの帰りにみたゴールデン・スランバーでのあの曲、大体テンポはゆったりめで、目を細めるとあの時代が見えてくるような、懐かしさです。
このアルバムSteve Dobrogpszというコンポーザー&ピアニストがレノンとマッカートニーの曲を演奏したもので、この企画なら山ほどあって、普段なら聴きもしない、でも試聴してよかった。驚くべき透明と美しさ。
ガラティとかのソロに通じる、実にピアノの音を美味く使った、心和むアルバムなのです。
3曲目の“ACROSS THE UNIVERSE”もこの曲が流れている当時私もっと汚れがなかったな~とつくずく思わせる演奏です。
そういう意味では、汚れたオジサン、オバサン必聴のアルバムです。
一つ一つの曲を書く必要はない、アルバムに助けられるということはほとんどあるませんが、このアルバムなんだか助けてくれているのです。「Help」
弱った心も、疲れた身体も帰る場所がる。“Two of Us”
ピアノに向かう演奏は安易ではなく、キースのように、とてもとぎ済まされていて、それがしっかり伝わってくるのでそこが推薦なのです。
このリリシズムあるソロパフォーマンスは多くのピアニストが見習うところでしょう。
6曲目“If I Fell”ピアノのとても低い音をゴンと鳴らしながら高い音を綺麗に使って、アランのソロにもあるような感じ、7曲目“Don't Let Me Down ”これはまりますよ。
私が知る、幾人かのmixiとblogのお友達、ぜひ試聴してみてください。年間通じて幾つかの推薦です。
ビートルズの曲を派手でなく、すべてテンポを落として、一つ一つ思い出すようにつむぐあたりが、この歳にはとても良くて涙腺が緩みます。
このアルバムが休みのはじめごろに手に入って、それを何度か聴きながら休みを過ごせたこと、とても嬉しい、5月の天気がやっとマッチしたように、この音楽で連休の色あいもとても和やかなものになりました。
実は休もうと思っていた昨日も急に映画を観ようと出かけたのですが、大変人気みたいでチケット手に入らず休日最終日になりました。
関西から帰っていた息子と、最後に2駅さきのおいしいお蕎麦やさんでお昼を食べて分かれました。
家に帰り、妻は夏ものに入れ替えをしています。
私このアルバムを聞きながら、1Q84 Book3を読み始めました。
青豆死ななかったんだ。
golden Slumberes / Steve Dobrogosz
Steve Dobrogosz piano
1. GOODNIGHT
2. GOLDEN SLUMBERS/YOU NEVER GIVE ME YOUR MONEY
3. ACROSS THE UNIVERSE
4. TWO OF US
5. BLACKBIRD
6. IF I FELL
7. DON'TLET ME DOWN
8. THE LONG AND WINDING ROAD
9. BECAUSE
10. YOU'VE GOT TO HIDE YOUR LOVE AWAY
11. I WILL