時間がが少しとれたので、たぶん今年最後かもと御茶ノ水のショップにいき、来年まで記事にできるアルバムと気負ったのですが、どうも新譜が呼ばない。会えるかなと思っていた1枚を買って終わりました。中古のほうは、欲しかったの物にいくつかであったので7枚、今年はこれが最後でしょうか。
買ったアルバムを聴いていますが、一枚目、これはまるで知らない、ジャケ買いです。どうやらオーストラリアのミュージシャンたちのアルバムのようです。
これほどまでに黒い海をジャケのしているのは知らないでもそこもいいと思います。
1曲目、ベースのボーイングによるハーモニーは、クラシックの技法を学ばなければできない始まりで、これは知らないで選んだけれどなかなか良い。ちょっと枯れた音のペットがゆったりとしたフレーズを力まない感じです。
2曲目、ナイロン弦のリズム、ここでもペットはやさしいメロディをなぞります。サンバの軽いリズムにピアノのソロ、これは良いかも知れません。
3曲目はバラッド・プレー、このペットのかすれ具合は、好みはぎりぎりセーフ、私かすれたペットは実は苦手です。
ピアノのプレーがすばらしいのではと思います。調べてみればバーニー・マッコールという人で、結構いろいろなところに顔を出してるようです。
4曲目、落ち着いたサンバのリズムとメロディ、ナイロン弦のソロがとても心地良い。すべての曲はリーダーのベーシストの作品ですが、ベースはほとんど前に出てこない。ペットがリーダーに聞こえます。
5曲目で軽いブルース調、ここで少しベースソロです。
ここまでゆったりな感じは、このアルバムの目標なのか、6曲目ドラムスも結構叩いていると聞いていると、ペットが激しくブローしました。
7曲目はまたナイロン弦でスローなサンバ・リズム、とてもゆったりした安心が漂います。
ジャケがとても暗い海だったので、ちょっと違った感覚で聴きましたが、オーストラリアの海、夜穏やかだろうと、うらやましい雰囲気になります。最初の暗い夜のイメージからはじまります。
中ジャケを開ければ、光を受けた夜が広がっているるのです。
すべてをみれば、なんだか、穏やかなかに、意思をこめたアルバムような気がします。
真冬を前にした海を見ている方々にはちょっと違う世界ですが、こんなゆったりとした海へのセーリングもいつかあるのでしょう。
まるで知らない中でジャケを見ていたら、マイク・ノックがサンクスになっていましたし、いくつかの賞をオーストラリアで取っているみたいで、まるで知らないジャケ買いとしてはかなりの満足を得た一枚でした。
THE SEA / JONATHAN ZWARTZ
Jonathan Zwartz - double bass
Barney McAll - piano
Hamish Stuart - drums
Phil Slater - trumpet
Doug deVries - nylon string acoustic guitar
Fabian Hevia - percussion
1. The Sea
2. Epic
3. Chester
4. Martha's Lullaby from the Sea
5. Traveling Song
6. Hummingbird
7. Musica Para Meu Pai
8. A Sereia