JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

タンゴ棚からの救済 CUORE / ROBERTO FATS FERNANDEZ

2011-12-13 22:22:01 | 聞いてますCDいいと思う


タンゴの棚から買った一枚はとても聴きたいサウンドで大当たりだった。でその棚をみていて、目に留まったのがこれ、ジャケからしてタンゴじゃないみたいだし、演奏されている曲がライク・サムワン・イン・ラブやチュニジアの夜、どうもおかしい。
演奏メンバーをみると幾つか知った名前が、ボブ・ミュンツァーがタンゴ演っているとも思えません。
ジャケに日本人らしい名前が、Truni NakamuraってミュンツァーもいるからこれはTeruoの間違えでしょうね、中村照夫。
となるとこのアルバム、タンゴの棚じゃかわいそう、ジャズの棚でこれをみても決してかいませんが買うことにしました。このお店のJAZZの棚に移せばいいのかもしれませんが、お店の意志に反するようで、JAZZを愛するものとして救出です。

1曲目、ハイトーンのトランペット・ビック・バンドとおもっていましたが、ストリングスもバックに入ったソフト・ボッサ、ペットは中音域でオーソドックスなフレーズでした。
2曲目はカルテットのこちらもおとなしめな演奏です。
3曲目、これは激しいビートで始まるトロンボーン奏者のビル・ワトラスの曲、2管のユニゾンがカッコ良く、このテナーがボブ・ミュンツァーでした。ペットの気合の入ったソロからミュンツァーのそろ、ちょっとフュージョン・メロディーで熱い、バックでガンガンとバッキングしていたピアノのソロになってこれも凄い、ジョージ・ベンソンと演奏していた、ホルヘ・ダルトです。ヴァイオリンのソロのあとのドラムスのソロもかなりカッコ良い、渡辺貞夫のアルバムでも叩いているバディー・ウイリアムスです。
この演奏がアルバムを通していれば、これは吃驚アルバムなのですが、このメンバーはこの1曲残念。
どうやら幾つかのセットをあわせたアルバムのようで拍手があったりする1991年の作品のようです。
リーダーのロベルト・フッツ・フェルナンデスが1937年のアルゼンチンの生まれだそうで、ミュンツァー参加の演奏はNYですが、他はアルゼンチン、ですからタンゴの棚だったようです。
アルゼンチンの人ではピアノを弾くBeby Lopezという人がピアノトリオをだしていたし、Litto Nebbiaという人はアルゼンチンがうんだ天才アーティストとかかれていたので、有名なのでしょう。最期の曲ではキーボードでモダンなサウンドをだしていました。
7曲目のLopezのバラッドが結構美しい、こうゆう出会いも結構美しい、救済でした。

CUORE / ROBERTO FATS FERNANDEZ

Adalberto Cevasco
Adrián Pucci
Baby López Furst
Bob Mintzer
Buddy Williams
Carlos Casalla
Carlos Nozzi
Facundo Bergalli
Fernando Suárez Paz
Javier Malosetti
Jorge Dalto
Juan de la Cruz Bringas
Litto Nebbia
Michal Urbaniak
Negro Gonzalez
Norberto Minichilo
Osvaldo Fattoruso
Roberto Fats Fernández
Santiago Giacobbe
Terni Nakamura

1. Chorinho Para El Conde
2. Like Someone In Love
3. Tema De Bill Watrous
4. My Foolish Heart
5. It Could Happen To You
6. Querido Dolly
7. Para Fats
8. Night In Tunisia
9. Lo Que Siempre Esta
10. A Child Is Born
11. Solo Se Trata De Vivir
コメント
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