JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

休みの初日に NEW YORK TANGO / Richard Galliano

2007-08-11 14:16:15 | 聞いてますCDいいと思う
夏休み初日にはそれなりに気分がゆったりして、そして浮き立つようなところを入れて始めたい。
このアルバム結構それにあっているように思います。
1曲目ピアソラの“ヴェルヴォ・アル・スール”を哀愁たっぷりに始めます。素晴らしいでだしで、わずかの間に自分が休みに身を置いている気にさせてくれます。
JAZZにTANGOの組み合わせは、いつもどうしても聴かずにいられないのですが、このメンバーが良い。リーダーのガリアーノはそっちの人ですが、以外はベースがジョージ・ムラーツ、ドラムスがアル・フォスター、ギターがビエリー・ラグレーンで組み合わせの妙が出ています。1曲目の哀愁あるアコーデオンのバックのリズムはTANGO奏者のそれではなく少し重いしっかりしたベースのリズム、ギターの音もジャズが横にいるのが良い感じです。
2曲目からガリアーノのオリジナルが続きます。“ソレイユ”という曲も美しいテーマにベースもギターもドラムスもジャズ、特にギターのラグレインはジプシーの血を引いて、フランスのミュゼットという感じにぴったりです。
3曲目は“New York Tango”、アコーデオンでのリズムから始まる、タンゴらしい畳み掛けるリズムの曲、TANGOの人では、このようなドラムスにならない、リズムの緊張がどんどん増していく曲です。
4曲目はちょっと落ち着いた静かな曲になりますが、ガリアーノの演奏がとてもJAZZなラインをとっていることが解ります。
5曲目“Fou Rire”はパリのエッセンスが香るような曲で、基本はフランス、ミュゼットがベースと確認できる演奏です。
ただしこのところの数曲はちょっとなかだるんだ感じを受けます。
8曲目ムラーツのベースから転がるように入っていく4ビートの曲は、ベースのラインとギターのソロと、アコーデオンがいしゅう独自のメロディで応戦する、このような演奏がタンゴとJAZZの素晴らしい出会いと感じるのです。
9曲目“Perle”といういかにもパリにいるような、パリに来ているような感覚になります。
10曲目はガリアーノの“To Diango”という曲ですが、これが凄いブルース演奏ギターとベースのユニゾン、JAZZを少し横から見ていて素晴らしい演奏です。
最後にジャコの“スリー・ヴューズ・オブ・ア・シークレト”ですが、じつはこれが楽しみで拾いましたが、これはまあま効果的に演奏していると思う程度です。
休みの始まりの朝にはいいアルバムがありました。ユッタリしながらパンチがあって、ここ数日を楽しもうという気になります。
本日はブラジルに数年勤務し、お嫁さんを連れて帰国した甥っ子と、従兄弟であるわが息子と一緒に食事をしましょうということになりました。
TVで有名なソムリエ田崎真也のお店ですがどうでしょうか。
6時に待ち合わせだから、それまで時間があるし、渋谷をふらふらしてからいくことにします。何が拾えるかな。結果はまた。

NEW YORK TANGO / Richard Galliano

Richard Galliano bandoneone
Bireli Lagrene guitar
Al Fosuter drams
George Mraz bass


1 Vuelvo Al Sur
2 Soleil
3 New York Tango
4 Ten Years Ago
5 Fou Rire
6 Sertao
7 A L'Encre Rouge
8 Blue Day
9 Perle
10 To Django
11 Three Views Of A Secret



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