Mike del Ferroはイタリアの歌劇をとても素敵に演奏したアルバムが好きで、その後中古屋さんで若いときの演奏も拾ったりしましたが、ご無沙汰していました。
ところが今年、スカンジナビアン・コネクションのツアーで横浜JAZZプロムナードに出演したのが先日、実物を見ることができました。
その開場で販売さていたのがこのアルバム、2008年のデル・フェローのブラジルで録音した新作の様です。
1曲目横浜でも演奏された曲で、こちらはブラジルなのでリズムが強調さてた演奏、ベースはエレベになります。横浜でもドラムスの人がラテン楽器を使っておもしろい感じをだしていました。
2曲目は最近別の演奏でも聴いたモリコーネの曲、横浜でも演奏されましたが、この演奏が一番叙情的で美しい。
4曲目はキーボードとアコピアノを同時に弾いている曲でベースはアコを使用しているのでしょうか、ただアンプ音が強くてこれではエレベとあまりかわりません。
リズムの2人はブラジルの有名ミュージシャンと言うことで、平均以上ですが飛び抜けて驚くという事はなく、デル・フェローを良くバックアップしています。
5曲目ブラジルのメロディ・メーカー、イヴァン・リンスのハーモニーが取れもきれいな曲、フェローのピアノの巧さを感じます。
横浜でみていたのですが、鍵盤の上にまず指を置いてから、その次に鍵盤を押して音を出すような、とても柔らかなタッチを使っていました。
6曲目も横浜ジャズ・プロムナードでも演奏しましたが、ゆったりと演奏されるチェロキーに驚きました。ここではテンポはにていますが、ブラジルのリズムとエレベなので違って聞こえます。
私は横浜のスカンジナビアン・ララバイの様なゆったりしっとりした方が好みです。(実際ねてしまいました。)
7曲目はイタリアのバロック作曲家アルビノーニのアダージョでデル・フェローの最も得意とする曲、フェンダーを使ってエピローグ的演奏です。
デル・フェローのステージは無理をして言ったことと、このアルバムをアル役得で端っこから飛び越えていただいたことなど(解らないと思うけどちょとずるい)思い出になりましたので、記憶に残るもの2008年度のしるしとなるかもしれません。
Made in Brazil / Mike del Ferro
Mike del Ferro piano,keyboards,Fender Rhodes
Andre Vasconcellos acoustic,electric bass
Marcio Bahia drums
1 Phola Mambo
2 Once upon a Time in the West
3 Upa Neguinho
4 Ccovendo na Roseira
5 Bilhete
6 Cherokee
7 Adagio
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