みずみずしいフレーズ Jan Lundgren / LANDSCAPES

ヤン・ラングレンのＣＤはずいぶんたくさん出ている。スェーデンのレーベル、シッテルからの物と、日本企画のものだ。先週もマシュマロから出たヤン・ラングレン・イン・ニューヨークを買って来た。しかしヤン・ラングレンを聞くようになったのは最近（２～３年）です。最初のころ甘いマスク(責任はない）のジャケットだったり、なんだかわからない女性の写真ジャケットでなおかつ出所がＭ＆Ｉであったので手を出していなっかた。
ジャケットの悪さも大きい。（シッテルもけしてよくない）それでもスェーデンのトラディショナルはよさそうなのでこのＣＤを買って以後聞いている。今回聞きなおしてすごいと思った。スェーデンの古い曲をアレンジしているのでしょうが、メンバー全員のＤＮＡにある音と曲調か、ハーモニーがぴったりです。ラングレンが素朴なテーマをもとにメロディを生み出してゆく、言い換えると内から引き出してゆくさまは、Ｌｉｖｅでインプロビゼーションを体験しているように新鮮です。タイム感もすばらしい。同様にマシュマロのアルバム、シェルブールの雨傘の４曲目“ヘッドライトのテーマ”でも同じようなメロディとの真摯な向き合いが感じられます。

Jan Lundgren Trio / LANDSCAPES

Jan Lunddgren piano
Mattias Svensson bass
Morten Lund drums


曲名　　省略