JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

ハクエイ キム・ライブ・アット・上町63・イン・関内

2008-12-07 17:56:28 | サポート中、ライブ
応援しているキム・ハクエイは最近大隅寿男さんのところのお仕事が多くなり、それはそれなりに素晴らしい演奏を聞かしてくれますが、やはり大隅サウンドになるわけで、ハクエイのトリオ聴きたいと思っていたら、上手い具合に横浜のライブがありました。
仕事があったので、オクサンとはスペイン料理屋で待ち合わせ。私が先に着きましたが一杯で入れません。予約なければあたりまえみたいな感じで返事され、少し気分落ちました。ここまでだいぶ歩いたのに、奥さんが来るであろう関内方向にまただいぶ歩きました。足が痛いと思い始めた頃、オクサンと合流、ライブ・スポットの方向に行く途中に綺麗なお店を発見、良いかどうかは、解りませんが時間もないので入りました。
それが正解で、まだ開店して10日も立っていないイタリアン、シェフはイタリアで修行して、都内の高い有名店にもいた方でした。
お値段も手ごろで前菜の盛り合わせとパスタ2品、ビール2杯にワイン1本で1万円いきませんでした。パスタも順番に2分に取り分けて出しいただき、とても感じが良かったので、そしてお聞きしたら是非ということなので店名も公開です。



前菜の盛り合わせ



ペンネ キノコとブラックオリーブのミートクリームソース



イカスミを練り込んだキタッラ 白身魚とフレッシュトマトのソース

パスタは取り分けていただいた半人分です。
さてお店は関内ホールにも近いところ、ランチはとてもお安く若いOLで一杯だそうです。来年の横浜JAZZの食事はここにしようかと思いました。
そのイタリアンのお店の名前は「ヴィラ・トスカネッラ」どうもご馳走様でした。



おっと、ハクエイをわすれていた。それに写真も撮りませんでした。失敗

15人も入ると一杯になるスポットで、久し振りに近く近くにハクエイです。
ベース工藤 精さん ドラムス 池長 一美さんは初めての人たちで、ここ上町63だけの限定トリオだそうです。

1st

1 池長 一美の曲

アブストラクトから始まるドラマーの池長さんの曲だそうで、ピアノが段々と美しいフレーズを拾い出していくような、ベースとドラムスがいますっが、まるでソロピアノのようです。

2 アップ・・ジャンプド・スプリング

一曲目の素晴らしい余韻で拍手が入れられないうちに2曲目、すでに何処までも深く降りたところで弾いているような心が澄んでいくような演奏、私めったに起きませんがすばらしい演奏を聴いているとハミング音が聴こえるような気がします。
心がゆったりとするので勝手に“天使のハミング”とよんでいますが、2曲目からすでにハミングが聴こえます。
ドラムスの池長さんが的をはずさない、とてもクリアーなリズムを叩きます。

3 タイムリメンバー

とても内省的に、エバンスより内省的にはじめ、そこに工藤さんのベースが、ゴメスとラファロの中間みたいな感じで、円やかさとしっかりしたラインのあるベースソロで好きです。
ゆっくりと、タイムをはずすようにゆっくりと弾くピアノ、池長さんのブラシがとても表情豊かです。

4 イン・ユア・オウン・スウィート・ウェイ

大隅さんのところで演奏してきたことで出来た余裕が、大隅さんのところでは出せない部分を出して、ゆっくりと歩みを見つめるような演奏は今までになかったような気がします。

5 オレオ

ベースソロから始まった1st最後の曲、ハクエイはとてもシングルトーンを大切にする感じ、音数をけずて姿がすっきりと見えるソロ、1stは緊張感のある、キースのコンサートと通じるものを感じました。

2nd

1 アイ・ヒア・ア・ラプソディ

セカンドは少しくつろいだ雰囲気で始まりました。
ハクエイがここで作るハーモニーは、流れるフレーズから漂う音を、逆に吸い取っていくような感じです。

2 ザ・ジェントル・レイン

今までに聞いたことのない曲、1つの音、テーマの中のただの1音がとても大切だと思える演奏。

3 ニュータウン

モーダルとシンプルが交差する演奏、メロディの派手さを抑えてリズムそのもにに焦点を合わせていくような、リズムが勝る演奏がもちろんメロディが必要でそちらの力が盛り返してくるようなドラマチックな演奏になりました。

4 酒とバラの日々

軽く演奏も出来るというように音数も多く、派手に見せるところも、もっと派手でいいと思う、ドラムスソロが軽快。

体調も良くなった安心したハクエイとは、もちろん色々話をしましたが、今やろうとしていることに(もちろん秘密だ)、少し影響を与えた様で、うれしいような心配なような気持ちです。
今年はこれで最後と言うことでハクエイ・キムと分かれましが、来年も活躍応援しています。

終電近くになってしまいましたが、明日はお休みなのでちっとも気にならない。
コメント (4)
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シャンソンがやさしく、強く La Foule / Lisa Manosperti

2008-12-05 22:19:32 | 聞いてますCDいいと思う


エッデット・ピアフのことはまるで知りません。
このアルバムvocalでピアフの曲を演奏しているのですから、私の購入の基準外ですが、なぜか購入、そしてとても良かったと思います。(カンです。)
中古屋さんを歩く喜びはこのようなアルバムに出会った時です。

1曲目から知った曲が続くのでうれしいのですが、イタリアのソプラノ奏者roberto ottavianoがとてもやさしくvocalに絡んできて気持ちよい。ステーブ・レイシー以後の傑出した奏者といわれているようです。
ジャズに絡んだシャンソンの傑作、ブリジット・フォンンテーンの「ラジオのように」というアルバムを思い出しました。シャンソンがメインで、バックのJAZZが一流です。シャンソンがJAZZとこれほどまで近かいのかと驚きをもって聴くことが出来ます。
ピアノのdavde santorsolaが凄い、よく知った3曲目、5曲目などのプレー、イタリアに素晴らしいプレーヤーがいることは承知ですが、ソプラノのroberto ottavianoと一緒に驚く人たちを発見しました。
特に1曲目から3曲目まで、流れるような哀愁が続いて、それでいてJAZZも感じ
うっとりしてしまいました。
6曲目、JAZZのサックスサウンドで始まって、でもフランス語のシャンソン、そしてその間に完全なサックスのソロ、フランスが大好きな方とイタリアの凄い人が好きな方と、JAZZの枠から自由だと感じる人に推薦です。
7曲目は知らない曲ですが、素晴らしい、歌いながら舞っているような舞台が見える様、ピアノの人とセットで来て欲しい、このセットこそ上品でありながら、魂のあるJAZZとシャンソンの出会いだと思います。
ピアノのダビット・サントルゾラはフランコ・ダンドレアやエンリコ・ピエラヌンティに師事した人。
8曲目サックスとvocalとのハーモニーですが、ドラムスとベースがいないことにここまできて気づきました。それほどサウンドは完成されているというか、でも私的には欲しくなる曲です。
尖鋭的な9曲目、シャンソンの特出した表現なのでしょうが、バックにドラムスがあったら解りやすいと、少し思います。ここでもピアノが凄いラインを作っています。
9曲目、バリトンサックスのNoicla Pisaniがカッコいい。
10曲目、歌に力があること、そして知っている曲“行かないで”がこうなるのだと多くの人に聴いて欲しくなる演奏です。
ヴォーカルの人を推薦することなどめったにありませんが、このアルバムには参りました。シャンソンの雰囲気にjazzが寄り添っています。
11曲目のフルートの音を聞くと、あのエリック・ドルフィーの演奏を思い出してしまいます。これは素敵なシャンソンの歌声と重なって起こった、偽りない感覚です。
フルートを吹いているのはFrancesco Lomangio,この他にも三輪自動車のジャケを知っているアルトのGaetano Partipiloなど、イタリアの管部隊が重厚です。
主役は女性歌手ですが一番わからないお方でした。

曲目の日本題を調べたので記載しておきます。
休みの日にゆっくりとシャンソンなどいかがでしょう。

1 群集
2 バラ色の人生
3 愛の賛歌
4 ミロール
5 枯葉
6 アコーデオン弾き
7 あなたに首ったけ
8 ブラボー・クラウン
9 いつかの二人
10 行かないで
11 私の神様

La Foule / Lisa Manosperti

1 La Foule
2 La Vie en Rose
3 Hymne a l'Amour
4 Milord
5 Les Feuilles Mortes
6 L'Accordeoniste
7 Je t'ai dans la Peau
8 Bravo pour le Clown
9 Les Amants d'un Jour
10 Ne me quitte pas
11 Mon Dieu

Lisa Manosperti: voice
Davide Santorsola: piano
Roberto Ottaviano: soprano sax
Francesco Lomangino: tenor sax, flute
Felice Mezzina: tenor sax
Gaetano Partipilo: alto sax
Nicola Pisani: baritone sax


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修行には night caller / RITA MARCOTULLI

2008-12-04 21:37:03 | 聞いたけどCDどちらでも


Nils Petter Molvaerにはまるで思い入れはないけれど、Michel Benitaには結構会っているし、saxophoneの Tore Brunborg はひいきなので手に入れました。
http://blog.goo.ne.jp/monakasm/d/20071113

LABEL BLEUだから基本的な線は解っているし、リーダーの女性ピアニストは忘れていたけど1枚アルバムを持っていました。
全曲過の上の作品で、モルヴェルらしいペットとサウンドで、嬉しくなるようなアルバムではありませんが、トーレはやはりいい音です。
2曲目美しいピアノのイントロからトーレのテナーは普遍的な色あせない演奏です。
3曲目、アバンギャルドの香りのたかい内省的な曲は最近あまり聴かなくなった演奏で、アルバムが録音された1992年ならば良く効いていたかもしれません。
私が歳をとったからで、若い人はきちんと聴いてっ修行してください。
JAZZをずっと聴いてきて、どのような形態のものでもすべて平気ですが、そのようになるには、このようなそれなりの主張があるものをきちんと聴いていかないといけません。
4曲目、ピアノの内省的なメロディラインは評価の高いと思う演奏です。
今あまり聴かないアルバムにはいりますが、これは好みで良いとは紙一重です。


night caller / RITA MARCOTULLI

Nils Petter Molvaer trumpet
Tore Brunborg saxophone
Jon Christensen drums
Michel Benita bass
Anders Kjellberg drums on 'Siva'
Rita Macrotulli piano

1 Night Caller
2 Day Caller
3 Eccesso
4 Mirror of Desire
5 Indecisione
6 At Midnight
7 Siva
8 Autoritratto
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居座るLABEL BLEUの魅力  Groove Gang / Julien Lourau 

2008-12-03 20:55:16 | 聞いてますCDいいと思う


記事にできるかなと思い、書き始めたけれど結末までいかなくて没にするアルバムがいくらもあります。これはだめだというのは外れますから、そんな意味ではいつまでも完成しない、結構困ったしまった中古品です。
LABEL BLEUのアルバムで少し古いというものは、内容が練れていてとても面白いものがあってびっくりします。
このアルバムもメンバーなどまるでわからずに購入して、結構面白いと思っていますが、なかなか記事にはなりませんでした。リーダーのJurien Lourauについては以後もLabel Blueでいくつか会っています。
1995年の録音で、ブラス・ファンクという感じとシリアス・ジャズとPOPがヨーロッパの土壌で絡み合った、ヨーロッパのアルバムよくある多管の演奏です。
1曲目はPOP系が強いグルービー色を出した曲。
3曲目はバイブとペットがリズムにのったハードプレーでなかなか素晴らしい演奏です。
4曲目はリーダーのsaxのJulien LOURAUのエキゾチックなソロから管が増えて、それぞれのパートが結構個性的な演奏は、この感じずっとヨーロッパのJAZZに生きづいているのでないでしょうか。
ヨーロッパのブルーノートレーベルのアルバムにも引き継がれているように感じます。
さてリーダーのJulien LOURAUについてはほとんど知りません。ソプラノが一番しっくり来る感じです。
6曲目はオーネットとD・チェリーみたいに始まりますがアフリカンなリズムが追い討ちを掛けてきて、そこにウッドベースのピッチカーとのフリーソロ、このような感じがヨーロピアンですが、説明はとても難しい、他民族の集まっているフランスを感じてしまいます。
7曲目もsaxの民族的なフレーズから宗教的なフレーズへ移行しいるオリエンタルな曲、そのまま8曲目のトルキシュな曲、考えてみればこのようなものを好きという人は少ないのかも知れません。
よくよく見てみれば、ジャケに写っている奏者のポートレートは皆さん白いイスラムの衣装のデザインが入っていて、ここら辺としっかりしたビートのドラムスが融合したアルバムです。
9曲目ベースとソプラノのデュオにバンドネオンなどが絡むモダンフレンチな演奏、トランペットのNicolas Genestがもっと吹いてもいいんじゃないかと思うけどトータルのアレンジでしょう。
LABEL BLEUのアルバムでこの時期のものはなかなかめぐり合えませんが、知らない物でも買ってしまいます。もちろんすべてが当たりではありませんが、このアルバムのように、いつまでも記事にしろと下書きのところに居続けて、やっと記事になるものもあります。
このレーベルは侮れません。

Groove Gang / Julien Lourau 

Julien Lourau (ts,ss,bs,vo)
Nicolas Genest (tp,bugle)
Daniel Casimir (tb,vo)
Norbert Lucarain (vib,marimba,per)
Jules Bikoko Bi N'Jami (b,vo)
Daniel Garcia-Bruno (ds,per,bandoneon)
Seb Whammy Martel (g,vo)
Erik Funka Borelva (ds)

1 Erotik
2 Chain Of Fools
3 Falling
4 L'Homme Bleu
5 Sisvijana
6 Funkaception
7 Chant De Veillee
8 Verhovec
9 Madres De Plaza De Mayo
10 Blues For Shepp




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サンタの仕事は Plays Two For Noel / Two for Brazil

2008-12-02 21:27:02 | 聞いてますCDいいと思う



12月に入ってしまいました。クリスマスツリーの点灯式みたいなこともすでに終わって色々なところでツリーが輝き始めました。
プレゼントを持ったサンタはいつからお仕事を始めるのでしょうか。
世界のすべての人に心が温まるプレゼントが届かないものでしょうか。
ミュージシャンの素晴らしい演奏はいつも素敵なプレゼントだと思って聞いています。
それを分かち合えることは素晴らしく、先日は多くの人たちが同じ思いだったので嬉しくなりました。
さて今日の一枚は、とてもやさしいヴォーカルとギターに、サックスが寄り添うクリスマス・ソング集です。
この時期というか、クリスマスをテーマにしたアルバムが中古屋さんで気になるようになってしまいました。
昨年も一枚拾ったのですが、なぜかこの時期又一枚出会いました。
聞くととても良いのでご紹介です。
Two For Brazilというグループで結構多くのアルバムを出している人たちで、Pauliho Garciaというギターとヴォーカルは有名なので、多くの人はご存知で有名なアルバムかもしれません。
11曲目ジョン・レノンの“Happy Christmas”の心の温まる歌声をお届けしたいと思います。
クリスマス前にプレゼントの先を教えてもらうような感じで拾い、聴いてみてとてもやさしい気持ちになっています。
さてサンタさんはいつからお仕事しているのでしょうか。
思い返すとクリスマスまでもう少しのこの頃からお仕事始めたような気がしました。



Plays Two For Noel / Two for Brazil

Paulinho Garcia   Guitar and Vocals
Greg Fishman     Tenor Sax and Flute

1.The Christmas Song
2.O Little Town Of Bethlehem
3.Jingle Bells
4.Christmas Time Is Here
Real Audio | Windows Media
5.Silent Night
6.Frosty the Snowman
7.I'll Be Home For Christmas
8.Santa Claus Is Coming To Town
9.Away In A Manger
10.Have Yourself A Merry Little Christmas
11.Happy Christmas
12.Boas Festas
13.O Holy Night
14.Silver Bells


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再び あの丘へ

2008-12-01 21:36:05 | その他
楽しい夜を過ごして、結構飲んでいるにに、5時前には目がさめてしまったオジンはそれこそ夜明け前からお風呂につかっています。もっともっと真っ暗からここまでなるのに1時間ぐらいかかりましたが、湯船から見る大島が段々と明るくなっていきました。





そしてそのあとに、ゆっくりと太陽が昇ってきて、時間の経過とともに山ほど写真を撮ってしまいました。このうちの7時過ぎぐらいの一枚です。
そして朝食です。





これが素晴らしい、夕食は船盛りなどお刺身ありのふつうの感じでしたが、朝食はとても手の込んだ、心の通ったお料理、宿の女主人も朝食に力をこめているとおっしゃっていました。
野菜のグラタン仕立て、かぶらのくず仕立て、柿の白和え、金目の焼き物、
それはそれは美味しいので、驚きです。何処の宿かはお知らせしません。
一日1組でずっと先まで予約で一杯です。なんと来年の10月の予約をしてきたのでした。





そこから天城をこえて昨年発見したクレマチスの丘に友人を案内しました。
とても気に入ってくれました。





結構仲の良いご夫婦がいるので、このような彫刻に並べて写真を撮ってあげました。すべて手が届くところなのでとても良い写真になりました。





帰りはやはり道が混みました。休みの翌日の今日は、新潟に仕事でした。
久し振りの一人の出張は、少し疲れていますが、ヘッドフォンをもって行ってきました。

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