ミシェル・カミロとトマティートのデュオの3枚目、『スペイン・アゲイン』から10年、さらに『スペイン』からは16年だそうで、スペインというタイトルをつけてシリーズになっています。
16年と10年まえということでどうやら記事にしていなかったけれど大好きなセットです。
1曲目、豊かな二つの心が語り始める様に始めるジスモンチの曲、とても美しい。
2曲目がヘイデンの“Our Spanish Love Song ”、メセニーとのデュオで演奏された曲ですが、あちらも美しかった。今回3枚の新しいのを拾ったけれど、もう一枚のアルバムに呼ばれた感じです。
3曲目がピアソラの“Oblivion ”ピアソラはアゲインで3曲トリヴュートしているし、選曲を楽しんでいるところがあるような次の曲はサティです。
演奏についてはもう心和むというか、嬉しくなるような音楽の楽しさです。
この二人のシリーズ、あえて言うならば最初のは鮮烈、アゲインが熟成、そして今回は平安の段階に至った感じです。
だからモリコーネの2曲やカーニバルの朝どのような曲をえらんでも二人の安定した世界が広がります。
最後はコリアの曲で、もちろんシリーズで必ず演奏されますが、チック・コリアで占めるのは感謝の気持ちかな。
SPAIN FOREVER / MICHEL CAMILO & TOMATITO
MICHEL CAMILO PIANO
TOMATITO GUITAR
1. Água E Vinho
2. Our Spanish Love Song
3. Oblivion
4. Satie: Gnossiennes No.1
5. Cinema Paradiso
6. Love Theme
7. Nuages
8. Carnival (Manha De Carnaval)
9. About You
10. Armando's Rhumba