RoboCupJunior の Forum を見ていて・・・衝撃が走りました!(笑)
質問されていた内容は、
①1つのロボットに複数のLEGOコントローラ(NXT、EV3、SPIKEなど)を搭載しても良いか?
②1つのロボットに複数のLEGOコントローラを搭載した場合にそれらの間の通信手段として有線は使えるか? 無線は使えるか?
といったものでした。
①はOKですね。
②は、これまでなら有線はOK、無線はNGだったのですが・・・
回答
Thank you for your question, this definitely started a conversation in the committee to see how we can improve the rules for 2024
Is the use of several Lego Bricks within a single robot allowed?*
Yes, having more than one “brain” it’s allowed. This can be a combination of bricks (like 2 LEGO bricks), with multiple brands or types (1 brick with 1 arduino).
which modes of communication between bricks are legitimate?
1. Wired connections
You’re correct, all wired connections within a robot are allowed. All the wires required to connect the “brains” are considered part of the robot.
2. Wireless connections
The intention of that rule was to simplify other competitions where they require multiple robots, like RCJ Soccer and RCJ OnStage. In the scenario of RCJ Rescue, it is there to provide a valid wireless way of communication with other teams during the super team competitions.
ご質問ありがとうございます。これは間違いなく、2024 年に向けてルールをどのように改善できるかについて委員会内で議論を始めるきっかけとなりました。
1 台のロボット内で複数のレゴ ブロックを使用することは許可されていますか?*
はい、複数の「脳」を持つことは許可されています。 これは、複数のブランドまたはタイプのブロック (2 つの LEGO ブロックなど) の組み合わせ (1 つのブロックと 1 つの Arduino) にすることができます。
ブリック間のどの通信モードが正当ですか?
1. 有線接続
おっしゃるとおり、ロボット内のすべての有線接続が許可されています。 「頭脳」を接続するために必要なすべてのワイヤはロボットの一部とみなされます。
2. ワイヤレス接続
このルールの目的は、RCJ サッカーや RCJ オンステージなど、複数のロボットが必要な他の競技を簡素化することでした。 RCJ Rescue のシナリオでは、スーパー チームの競技中に他のチームとの有効な無線通信方法を提供するために存在します。
Is the use of several Lego Bricks within a single robot allowed?*
Yes, having more than one “brain” it’s allowed. This can be a combination of bricks (like 2 LEGO bricks), with multiple brands or types (1 brick with 1 arduino).
which modes of communication between bricks are legitimate?
1. Wired connections
You’re correct, all wired connections within a robot are allowed. All the wires required to connect the “brains” are considered part of the robot.
2. Wireless connections
The intention of that rule was to simplify other competitions where they require multiple robots, like RCJ Soccer and RCJ OnStage. In the scenario of RCJ Rescue, it is there to provide a valid wireless way of communication with other teams during the super team competitions.
ご質問ありがとうございます。これは間違いなく、2024 年に向けてルールをどのように改善できるかについて委員会内で議論を始めるきっかけとなりました。
1 台のロボット内で複数のレゴ ブロックを使用することは許可されていますか?*
はい、複数の「脳」を持つことは許可されています。 これは、複数のブランドまたはタイプのブロック (2 つの LEGO ブロックなど) の組み合わせ (1 つのブロックと 1 つの Arduino) にすることができます。
ブリック間のどの通信モードが正当ですか?
1. 有線接続
おっしゃるとおり、ロボット内のすべての有線接続が許可されています。 「頭脳」を接続するために必要なすべてのワイヤはロボットの一部とみなされます。
2. ワイヤレス接続
このルールの目的は、RCJ サッカーや RCJ オンステージなど、複数のロボットが必要な他の競技を簡素化することでした。 RCJ Rescue のシナリオでは、スーパー チームの競技中に他のチームとの有効な無線通信方法を提供するために存在します。
ここまでは想定通りの回答です。
驚いたのは、ここから
Now, considering the ambiguity of the rules and after discussing this with the committee members, we determined that for now we will be accepting wireless communication between the same robot components with the previously mentioned protocols. We recommend teams to do not opt for this option as we cannot guarantee that the wireless communications will work great in the competition arena and/or there will be a “safe” connection guarantee for these protocols (for example, a malicious spectator trying to connect to unsafe bluetooth ports to cause performance issues in the robot). We will be working into making better changes in the 2024 rules for this case.
さて、ルールの曖昧さを考慮し、委員と協議した結果、当面は前述のプロトコルによる同じロボットコンポーネント間の無線通信を受け入れることとしました。 チームにはこのオプションを選択しないことをお勧めします。無線通信が競技場で適切に機能すること、および/またはこれらのプロトコルの「安全な」接続保証があるかどうかは保証できません(たとえば、悪意のある観客が接続しようとしている場合など)。 安全でない Bluetooth ポートに接続すると、ロボットのパフォーマンスの問題が発生します)。 この件については、2024 年のルールをより適切に変更するよう取り組んでいきます。
ということで、1つのロボットの中での無線通信か使用可能(プロトコルはGeneral Rules に書かれている Zigbee、Bluetooth class 2、Bluetooth class 3のみでしょうけど)になりました。
「ルールの曖昧さ」が何を指しているのかわかりませんが・・・
RoboCup 2022 の審判講習会では「Wireless communication allowed to only between two robots」と説明していたのですが・・・
まず、じゃあ General Rules と矛盾することになるよね。General Rules では「無線通信は2台のロボット間の通信だけに使用できる」と書かれています。General Rulesを変更するの? という疑問 (しないだろうなぁ)
後は、無線機器を搭載することで、外部からリモートコントロールをするズルがやりやすくなる・・・リスクが高まりますね。
これ、RoboCupJunior として、本当に大丈夫なのか心配ですけど・・・これまで、禁止されていたことが解禁になったということで・・・