ドイツから参加したチーム「MagdeBoP」です。
男の子2人のチームです。
このチームは、今年のドイツオープンを勝ち抜いてシンガポール世界大会に参加しました。
そういう意味では、一番の実力者・・・だったのかもしれません。
ドイツ人はやっぱり、いろいろと厳格ですよねぇ。
練習時間に、Yが参考のためにコースをメモっていたら・・・「それはズルだ!」といって、メモを取り上げて破って棄てたらしいです。
ドイツ人らしい!
彼らから見たら、こんなに小さな子が迷路抜けをできるハズが無い、迷路抜けでなく「決め撃ち」作戦のための地図でも書いているのだろう・・・と思われたのかもしれません。
(それとも、中国チームと間違えられたか・・・苦笑)
彼らのロボットも自作機です。
走りの方は・・・やっぱり、壁に接触しないようにゆっくりと進む方式でした。
このロボット・・・センサーが半端なくすごいです。
被災者を発見するためのTPA81を左右と機体後方の3箇所に装備してます。 TPA81って、1個1万円くらいなので、それだけで3万円・・・
超音波センサーも3個、それとコンパスセンサー、行き止まりの床の黒を判断する光センサー・・・もうこれだけでもすごい!
プレゼンには、さらに赤外線センサーを3個・・・これは何をするんでしょうか?
CPUはArduinoを使っているようです。
左右の後輪の2輪駆動で、前輪はオムニホイールです。
ロボットの手作り感がGoodです。
3回目の競技では210点という高得点を出したのですが、他の回は何がだめだったのでしょうか?
どうも、左手手法だったようで、4回目の競技からスタート直後に左に行き、行き止まりで戻ってきた後に、スタート地点の切れ目で(何故か)フィールドから出てしまう、というのを繰り返してしまったようです。
そういう意味では、コースの設定が、彼らに味方しなかったのかもしれません。
超音波センサーで壁との距離を測って、コンパスセンサーで方位を見ているのでしょうか?
もしかしたら、M&Yと同様にコンパスセンサーがうまく動作しないことが問題だったのかもしれません。
最終日の SuperTeam はアメリカのチーム「RKRS」と組んで、1位と同点だったのですが・・・時間差で3位でした。
これは、「RKRS」のロボットが傾斜路の被災者を発見したときに
被災者発見 ⇒ 停止して点滅 ⇒ ズルズルと後退 ⇒ また被災者を発見 ⇒ 停止して点滅 ⇒ ズルズルと後退 ⇒ また被災者を発見 ⇒ 停止して点滅 ⇒ ズルズルと後退 ⇒ また被災者を発見 ・・・ と無限ループをしていたので、時間を消費してしまいました。
「RKRS」が無事に傾斜路を上ったときに、周りから大きな拍手が湧きました。