二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

愛情69 エロチックな詩について

2011年08月29日 | 俳句・短歌・詩集
日本の近・現代詩人の中で、金子光晴さん、西脇順三郎さん、草野心平さんは、長命をたもったばかりでなく、晩年にいたっても、旺盛な詩作意欲を失わなかった詩人として知られている。 「愛情69」が刊行されたとき、金子さん、73歳。 いつもわたしのへたな詩ばかりで辟易しておられるだろうから、69編の詩の中から、一編ご紹介させていただこう。 愛情55 はじめて抱きよせられて、女の存在がふはりと浮いて、 なにもかも、男のなかに崩れ込むあの瞬間。 . . . 本文を読む
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