二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

山村暮鳥の暗喩と「やややと『な』(ポエムNO.40)

2011年08月03日 | 俳句・短歌・詩集
このところ、詩作へと回帰しながら、萩原朔太郎とその周辺をうろついている。 わが国の明治期以降の詩人で人気度の高い詩人といえば、萩原朔太郎、宮沢賢治、高村光太郎、中原中也とおおよそ相場が決まっている。中学・高校の教科書に頻繁に取り上げられ、わたしも最初はそこで読んだのかもしれない。 戦後登場した詩人の中では、なんといっても谷川俊太郎さんで、これは圧倒的人気を誇る。同じく「櫂」の同人で谷川さんの僚友であった茨木のり子さんの詩集なども、詩のコーナーには、何冊かかならずならんでいる。ほかには、田村隆一さん、吉本隆明さんの本はかかせないようである。 詩や詩集は昔(わたしが若かったころ)から、売れないという“定評”がある。 1000部も売れたら、一応は万々歳・・・といった小さな世界。詩人を「職業」として成り立たせているのは、谷川さんお一人ではなかろうか? . . . 本文を読む
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