■大岡信「紀貫之」(ちくま学芸文庫)を読む
「紀貫之」を読み終えた読者は、この歌人に事寄せ、大岡さんが、遠まわしに自分自身を語っていることに気がつくだろう。解説の堀江敏幸さんも、大岡さんの作品を例にあげて、そのあたりを明快に指摘しておられる。
本書には40歳の若々しい、前途洋々の大岡さんの声が聞こえる。明るい光が、ページの奥まで差し込んでいる。才気みなぎる、すばらしい一冊に仕上げた著者の手腕に . . . 本文を読む
腹いっぱいになったし、今日はいいお天気。
座布団がわりにしている物置の前の草むらに腰をおろして、さあて体のお手入れ。
「よかったなあケンタ、涼しくなってきたぞ」といったら「うん!」だって( ´◡` )タハハ . . . 本文を読む