このところ、カメラのフィルター機能にはまりかけ。
どちらかというと、高コントラスト、シャープネス優先で彩度も高め・・・というわたしの写真の路線を変更してみようかと目論んでいるのだけれど、なかなかうまくいかない(=_=)
フィルムカメラへ復帰しようかという願望がある。
しかし、それにかかる手間と出費を考えると、どうも消極的にならざるをえない。
「よし、明日はニコンF3に50mmF1.4一本勝負!」
ことしになって、何度そんな号令を自分に発したことだろう(笑)。
しか~し、当日になると、もうめげている。
「やっぱりめんどうなのは、いやだ」と。
オリンパスPEN E-P3(なんだか長ったらしいよ、この名称)には、デイドリームという、市橋織江さんふうに写るアートフィルターがある。
世界がみず色に見えてくる。低コントラストでかなりハイキー調なので、はっきりいえば、わたしには、ちょっと物足りない。
トップにあげたのは、昨日ふらついていて見かけた光景。
ほとんど何もない・・・というか、内容空疎な、緊張がゆるんだ写真のように見える。
「こんなの、おれの写真じゃねえだろう」
そんなつぶやきが、どこかから聞こえてくる。
「いやいや、待て。もう少しやってから結論を出しても遅くはあるまい」
あれやこれや、これ。
トイフォトの対極にあるような、このみず色の世界。
PENのカタログには、デイドリームについて、つぎのように書いてある。
「ネガフィルムのような柔らかいトーンと、淡く青白い色調によって、優しい光につつまれた心地よい浮遊感を表現。夢の中や、記憶の中の風景を写したような作風に仕上げます。」
ふむふむ、これがこのアートなフィルターのコンセプトなのである(~o~)
心地よい浮遊感・・・なるほど、いわれてみれば、そんな気がしないでもないが・・・。
皆さんのご意見をうかがってみたいが、おそらく大半の方が賛成するだろう。とくに女性は、ファンタジックフォーカスやデイドリームが好きなのだ。「女子カメラ」なんかを立ち読みしていると、こういった写真がとても多い。
で、どうなんだ――と自分に問いかけてはみるのだけれど、さっき書いたように、まだ結論を出すつもりはない。
PENには、ほかにもいろいろなアートフィルターがある。ジェントルセピアもそのひとつ、これである。
さっきmixiアルバムにupしておいたら、マイミクゆっこさんが、さっそく褒めて下さった(^_^)/~ フィルターに適した被写体や光があるのでピタッとはまると、思いがけない効果を発揮する。セピアはセピアだけれど、オリンパスのこれには、独特なコクがある。
外は今未明より雪。まだ降り続いていて、もう12~3センチの積雪だが、折よく本日はお休み。・・・なので、買いためた写真集や本を読もう。