(2013年10月 前橋市)
遠くからやってきたものが
ぼくらの袖口をかすめ
ふたたび遠ざかってゆく。
流星のように
火の玉のように。
すでに年寄りとなった
きみだとかぼくだとか
そういう現象をかすめて消える。
恋であり
夢であり。
隕石となって地球の裏側へ落下したというなら
名づけたって仕方ないから
名づけずにすまそう。
名づけずにすますことができるなら。
そのままそっと
手をふれず 足もださず
人に話すこともなく。
遠ざかっていくのを見送った。
あれは星のように美しいなにか だった。
美しいなにか・・・。
遠くからやってきたものが
ぼくらの袖口をかすめ
ふたたび遠ざかってゆく。
流星のように
火の玉のように。
すでに年寄りとなった
きみだとかぼくだとか
そういう現象をかすめて消える。
恋であり
夢であり。
隕石となって地球の裏側へ落下したというなら
名づけたって仕方ないから
名づけずにすまそう。
名づけずにすますことができるなら。
そのままそっと
手をふれず 足もださず
人に話すこともなく。
遠ざかっていくのを見送った。
あれは星のように美しいなにか だった。
美しいなにか・・・。