二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

去年のいまごろ、今年のいまごろ

2013年08月27日 | Blog & Photo
日中日盛りの気温は30℃を超えるけれど、朝晩はめっきり涼しくなった。
セミにかわって、秋の虫たちの声が耳につく。
“晩夏”という季節の微妙な味わいをはじめて知ったのは、堀辰雄の小説の中だった。
ボードレールは「秋の歌」「異国の香り」などで、過ぎゆく夏を惜しんでいる。

ところで、このところ、blog(日記)を書くペースが落ちている。
書きたいことがない・・・というわけではないが、「ま、あとでもいいか」と、ついさきのばし(^^;) そんなこんなで、時間がすぎていく。

去年を振り返って、どんなことを書いていたのか調べてみた。
すると、去年の8月は、やっぱりろくすっぽ撮影はせず、音楽を聴いたり、詩を書いてアップしたりしている。
クラシック音楽は、詩を書くにあたって、いわば霊感のようなものを与えてくれる。
一昨年も似たような夏だった。
本格的に撮影モードのスイッチがONとなるのは、10月になってから。
さて、ことしはどうなるだろう?

昨日は会社帰りに紀伊國屋書店に立ち寄って「GRパーフェクトガイド」(デジタルカメラマガジン編集)を買ってきた。
9月12日には、エイ出版のカメラマガジンからも、同じような本が上梓される・・・と、予告が出ている(=_=) 紛らわしいことこの上なし、だね(笑)。

いままで、リコーのGRシリーズにはたいして関心をもたなかった。
しかし、今度のGRは、これまでにないフルモデルチェンジ! どこがどう変わったのか、どんな写真が撮れるのか、立ち読みしているうちに、つい買ってしまった。クロップ35mmという機能がおもしろそうだな、それに、操作性に一段と研きがかかっている。
このカメラ、右手だけですべての操作が完結するというのが、まことに潔いと以前から考えていた。手ぶれ補正が見送られたのは残念だけれど、APS-Cサイズのセンサーを搭載し、暗所に強くなった。

このMOOKには、黒い表紙の別冊「GR STORY」がついてくる。
そこに、つぎのことばがあった。
For those who love photography
(写真を愛する皆様へ)
とても印象的な、いいコピーだな・・・頭の片隅にメモしておこう。


さて、冒頭の一枚は昨夜、紀伊國屋へ向かう車中から、信号待ちで撮影。
その直後、彼女はデスクの向こうの書類に手をのばした。
そして信号が青に変わった。


(フジフィルムX20で撮影)
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