ニコンが初のミラーレス機CXフォーマットを投入することによって、侃々諤々の議論が巻き起こっている。これまでも、ミラーレス一眼は、LUMIX、PEN、RICOH、SONYの各メーカーが、それぞれ魅力のある製品をつくってきた。
そこに、この秋になって、PENTAXのQが登場し、10月20日には、NIKONから1&J1がお目見えする。
http://www.nikon-image.com/products/camera/acil/body/nikon1_j1/?cid=JJXAL00185
さっそくカタログをもらってきて眺めているけれど、実機をいじってみないことには、当然ながら確定的な評価は下せない。撮像素子が、これまでにない13.3×8.8mmというサイズを採用し、ニコンはこれにCXフォーマットという名称をあたえ、レンズ4本とともに発売する。
このサイズはMフォーサーズと2/3インチ型の中間に位置する大きさ。
http://takuki.com/gabasaku/CCD.htm
はっきりいえば、ニコンはこれまで、コンデジ市場でヒット作がほとんどなかった。つまり、カジュアルなカメラづくりが下手なメーカーで、P300が、唯一の例外だと、わたしは考えてきた(=_=)
価格.comのクチコミ掲示板を参照すると、賛否両論といいたいところだけれど、どちらかというと「否」のほうが多いようである。
PENTAX Qがおもしろいと思ったけれど、現物を操作してみると、小さすぎてわたしの手ではかえって使いにくいことが判明。撮像素子や画質等を考慮にいれれば、オールインワン・タイプのこれまでのコンデジで十分ではなかろうか。
さらに、APS-CサイズのSONY NEXシリーズについては、ボディはともかく、レンズの小型化に制約があることがマイナスとなる。
それにニコンのこの製品には、他社のカメラに組み込まれている「アートフィルター」の類が、一切ないというのが驚き。さすが保守的なニコン!
カジュアル路線ではなく、こういうカメラで、フォーマル路線をねらっているのか(?_?)
わたしには、1やJ1で、どういったユーザーに向けてアピールしようとしているのか、現段階ではまったく見当がつかない・・・といったところである(^^;)
これで、わたし的には、PENシリーズを筆頭とするMフォーサーズ軍団の株が上がったとの印象をふかめている。
ところで、昨日は水曜定休だったため、高崎市から、旧榛名町へのびているM街道を散策してきた。
トップにあげたのはサルスベリの花を、逆光&トイフォトでアクセントづけした一枚。
こちらは「道祖神」ではなく、「道陸神」と彫られているが、どうろくじんと読み、道祖神に同じ。
某神社境内には、こんないま風のお地蔵さんが祀られていた。
道端には曼珠沙華の赤い花が秋の到来を祝うように咲き競っている。
しかし、晴天日中の気温はまだ高め。麦わら帽子をかぶってはいたが、1時間あまり歩いたら、汗びっしょり。
だんだんと、斜光線がうつくしいシーズンとなっていく。秋の半ばから初冬が、街撮りにはうってつけの条件をととのえて、スナップ・シューターを出迎えてくれるだろう。
さて10月、どこへでかけよう。