街撮りの第6弾。
秋になると、街のおもむきがあらたまる。
空気が澄んで遠景がよく見えるし、斜光線が、もののテクスチャーを際立たせるからだろう。歩いてみると実感するけれど、旧市街からは、年々人が消えていく。
郊外に出現した巨大ショッピング・モールには、あんなにたくさんの人びとが群れつどっているのに・・・。
紅葉や観光地はマイミクの皆さんにおまかせして、わたしは今日は(すでに日付がかわっているけれど)ぶらりと近隣の町、伊勢崎を歩いてきた。
ここには、わたしのいわば「第二」の青春がうもれている。
高度成長期の末期、十数年を、住宅の営業マンとして、ばりばり仕事をしたのが、この伊勢崎市だったからだ。
祝日だというのに、驚くほど閑散としている。
以前勤務したことのある会社が倒産し、歩いていても頻々と携帯の着メロが鳴る。
出たり、でなかったり・・・。
そのころの知り合いがずいぶんいるからだ。
コップのなかのあらし。
しかし、小さいとはいえ、相当な修羅場が展開しているはずだ。
わたしの胸のうちにも、大きな石や、小さな石が、ごろんごろんと、ころがってくる。
こういう感情を味わうのは、はじめてではないが、ずいぶん久しぶりのことである。
いいお天気。
高速道路は、終日渋滞情報が出っぱなしだった。
なぜ人は、人がいるところにいきたがるのだろう?
煙突を見かけると、近寄っていく。
なぜか、不可解な引力がある。
しかし、猫の子一匹いない。
郵便配達のバイク、宅配のトラックが止まっているところをみると、
家のなかには、高齢者がいたりするのだろう。
このあたりには、大昔、祖父と歩いたおもかげが、
かすかに残っている。
あのころの人びとは、皆、立ち去ってしまった。
ガランとした斜光線の町。
遠くから、救急車のサイレンが聞こえてきた。
すれ違った通行人は、耳慣れない外国語を話していた。
アラブ人、ベトナム人、韓国・朝鮮人・・・そして日系ブラジル人など、
伊勢崎は外国人の在住者がしめる割合が、非常に高い。
秋になると、街のおもむきがあらたまる。
空気が澄んで遠景がよく見えるし、斜光線が、もののテクスチャーを際立たせるからだろう。歩いてみると実感するけれど、旧市街からは、年々人が消えていく。
郊外に出現した巨大ショッピング・モールには、あんなにたくさんの人びとが群れつどっているのに・・・。
紅葉や観光地はマイミクの皆さんにおまかせして、わたしは今日は(すでに日付がかわっているけれど)ぶらりと近隣の町、伊勢崎を歩いてきた。
ここには、わたしのいわば「第二」の青春がうもれている。
高度成長期の末期、十数年を、住宅の営業マンとして、ばりばり仕事をしたのが、この伊勢崎市だったからだ。
祝日だというのに、驚くほど閑散としている。
以前勤務したことのある会社が倒産し、歩いていても頻々と携帯の着メロが鳴る。
出たり、でなかったり・・・。
そのころの知り合いがずいぶんいるからだ。
コップのなかのあらし。
しかし、小さいとはいえ、相当な修羅場が展開しているはずだ。
わたしの胸のうちにも、大きな石や、小さな石が、ごろんごろんと、ころがってくる。
こういう感情を味わうのは、はじめてではないが、ずいぶん久しぶりのことである。
いいお天気。
高速道路は、終日渋滞情報が出っぱなしだった。
なぜ人は、人がいるところにいきたがるのだろう?
煙突を見かけると、近寄っていく。
なぜか、不可解な引力がある。
しかし、猫の子一匹いない。
郵便配達のバイク、宅配のトラックが止まっているところをみると、
家のなかには、高齢者がいたりするのだろう。
このあたりには、大昔、祖父と歩いたおもかげが、
かすかに残っている。
あのころの人びとは、皆、立ち去ってしまった。
ガランとした斜光線の町。
遠くから、救急車のサイレンが聞こえてきた。
すれ違った通行人は、耳慣れない外国語を話していた。
アラブ人、ベトナム人、韓国・朝鮮人・・・そして日系ブラジル人など、
伊勢崎は外国人の在住者がしめる割合が、非常に高い。