二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

菊屋敷とクチベニマイマイ(私生活情景)

2011年11月06日 | Blog & Photo
本日の前橋地方18℃。 いまにも小雨が降ってきそうな空模様で、写真日和にはほど遠い。 追突事故の軽い後遺症があって、整形外科に通っている。 長時間うつむいてディスクワークをしていると、首に違和感を覚え、肩が凝る。じっさいに肩の筋が突っ張ってしまうのか、単に神経的にそういう感覚に襲われるだけなのか、よくはわからない(=_=) 県の総合運動公園としての機能をもっている敷島公園周辺は、本日もなにかイベントが開催されているらしく、道路は渋滞気味。およそイベントには縁のない三毛ネコさんは、そこを抜けて通勤している。 . . . 本文を読む
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明るい方へ歩いてゆく

2011年11月05日 | Blog & Photo
町を歩いていると、明るいところと、暗いところがある。 むろん、その中間のいわばグレーゾーンが圧倒的な割合をしめるのだけれど、明るいところを見たあとでは、暗いところが見たくなるし、暗いところを見たあとでは、明るいところが見たくなる。 たとえば、暗いところには、時のよどみにひっそりと廃屋が沈んでいる。 たとえば、明るいところには、だれかが種または苗木を植えた花が咲いている。 ネイチャー・フォトとしてフレーミングするのではなく、街角小景として、それらをポンと撮影するのが気に入っていて、過去の写真には、そういったものがたくさんストックしてある。 町の中のフラワーは、当然ながら、野の花とは違った風情をもっている。 もうずいぶん昔のこと、・・・たぶん20年かもっとまえのことだけれど、わたしは鮮烈な光景を思い出す。 ところは、足尾市郊外。 . . . 本文を読む
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街角ギャラリーをめぐる小さな旅

2011年11月04日 | Blog & Photo
「食堂パリー」のこの一枚を見て、皆さんはどんな感想をもつのだろう。 かつてどこにでもあった、文化の生き残り。 昭和ロマン。 舶来志向。 庶民の街。 地方都市が元気だったころ。 アジアの一隅の光景。 ――etc. いろいろなキーワードが、頭の中を通過していく。 mixiや「二草庵摘録」をはじめてからしばらくは、ほとんど昆虫ばかり撮っていたのに、 昨年10月にLX5を手に入れ、地方都市巡礼の小さな旅に出るようになった。 企画立案は、むろんわたし自身。 いつも、カメラを2、3台もって、主に定休日の水曜に、ひとりでぶらりと出かける。 ゆくさきは、大抵その日、出かける直前に、天候や気温と相談して決める。 . . . 本文を読む
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パサージュ論、あるいは「街角写真」の快楽

2011年11月03日 | Blog & Photo
松岡正剛さんが、ヴァルター・ベンヤミンの「パサージュ論」について、こんなことをいっている。 『もともとベンヤミンは「個人にとって外的であるようなかなり多くのものが、集団にとっては内的なものである」ということに関心をもっていた。 個人の内部性と集団の外部性を問題にしたのでは、ない。逆である。個人の外部性と集団の内部性に関心をもったのだ。それがベンヤミンの「集団の夢」なのだ。』 (「千夜千冊」より) 「パサージュ論」の存在は、以前、鹿島茂さんの本を読んでいて、はじめて知った。 ベンヤミンの都市論であり、文明論である。 岩波書店の‘岩波現代文庫’から、全5巻で日本語訳が刊行されている。 わたしは何冊かもっているけれど、元来、哲学・思想書が苦手ときていて、難解で歯がたたない。しかし、ここには、なぜわたしが、田舎暮らしをしているにもかかわらず、都市写真に惹かれるのか、その理由のほとんどすべてが書いてある。 . . . 本文を読む
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人気沸騰のデジタルカメラFUJI X10誕生!

2011年11月02日 | Blog & Photo
10月中にはPENシリーズのE-P3かE-PL3を買おうかとおもっていた三毛ネコさん、ごたごたがつづくオリンパスに、ちょい腰がひけた。 そこに出現したのが、FUJIの高級ズームコンパクト、X10。 某電気店で実物にふれて、そのクラシカルなデザイン、アナログ感覚を残した操作性能に、ころりとまいってしまった(^^;) これは「そそるぞ!」 カタログをもらってきて、隅からすみまで読み、そのあとで、カメラのキタムラへいって、実機をもういっぺんチェックしてきた。 CX4の代用品にはならない。 D7000のようなAPS-C一眼とも違う。 あえていえば、LX5の延長上に誕生したカメラである。 わたしの場合は、そういう解釈になる。 . . . 本文を読む
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女性と子どもが好き

2011年11月01日 | Blog & Photo
わたしは、女性と子どもが大好き。 実際にもそうなのだが、ここでは「被写体として」と限定しよう。 若い男子もおもしろいが、まあ、普通の意味で、女性や子どもほど、 被写体としては魅力を感じない。 表情が豊か。 感情が表に出ていて、服装にライフスタイルのようなものがあって、 一枚の写真から、いろいろなストーリーをみちびき出すことができる。 男性とは、こういった女性や子どものために存在している、あるいは、存在させられているのではないか? そんなふうに思われることがある(^^;) 基本的に、タレントや有名人には、興味がない。 無名であること。 普通の人であること。 . . . 本文を読む
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