歴史と経済と医療の未来予測・歴史経済波動学

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病気と重金属とアポトーシス

2014年05月08日 16時53分55秒 | 栄養学
★ http://p.bunri-u.ac.jp/lab11/research/research02.html

カドミウムや水銀は毒性の高い金属としられているが、その発現機構は十分解明されていない。カドミウムや水銀は細胞死を誘起する。本研究では、その機構を解明し、周期律表で同族である両金属の細胞死誘導に関わる情報の違いを明らかにする。

水銀はカドミウムより低濃度で細胞死を惹起し、細胞死のなかで、アポトーシスを誘導した。細胞死には細胞が破壊され内容分子が放出される壊死と自殺ともいえるアポトーシスがある。カドミウムや水銀によってアポトーシスがおこると機能障害を示す。

アポトーシスには複数の経路が存在するが、カドミウムや水銀は複数の系を同時に経由することが明らかになったが活性酸素の関与度には違いがあることが明らかになった。これまでカドミウムや水銀によるアポトーシス機構に関する論文を発表したが、米国専門誌における過去5年間において、引用回数のもっとも多い論文とされた。
 今後の課題としては、カドミウムと水銀は細胞死を誘起するが、どのような最初のシグナルの相違がアポトーシス機構の違いを生み出す可能性を詳細に研究する。


★ http://kaken.nii.ac.jp/d/p/08770248.en.html

重金属による毒性発現とアポトーシス誘導の意義Research Project Number:08770248
Principal InvestigatorFY1996

武田 志乃
Researcher Number:00272203
筑波大学・社会医学系・助手

Abstract
細胞・固体レベルの両方でカドミウムによりアポトーシスが誘導されることを見い出したことから、本研究ではカドミウムと同様に腎障害を引き起こすことで知られる水銀について、アポトーシスの誘導と腎毒性との関係を毒性学の基本理念である、量-反応関係という立場から明らかにすることを試みた。

本研究を遂行するにあたり、2つの新しい実験技術を導入した。すなわち、1)アポトーシス誘導の量的検討を行うため、その生化学的指標である断片化DNAを動物組織中から精度良く定量する方法を確立した。2)水銀の蓄積とアポトーシス誘導部位との関係を検索するため、シンクロトロン放射光蛍光X線イメージング(SR-XRF、組織中水銀の2次元分布)とTUNEL染色法(アポト-ティックな細胞の検出)との組み合わせ分析法を開発した。塩化第二水銀を投与したラットについて、これらの手法を用いて検討した

結果、

1)腎臓におけるアポトーシス誘導は、近位尿細管障害の指標である、アルカリフォスファターゼの 尿中放出に先行すること

2)アポトーシス誘導部位は水銀の標的部位である近位尿細管であり、水銀の蓄積と一致したこと

3)水銀投与量とアポトーシス誘導との間に典型的なシグモイド関係があること、などが判明し、

 アポトーシスが無機水銀による腎毒性の指標として有効であることが示された


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● 前回の歌丸さんの肺気腫の続きです。タバコが肺気腫のリスクファクターである事は
  分かっていますが、その機序としては、上記の研究にあるように、Cd=カドミウム
  の細胞死誘導=アポトーシスの機序が関係している事は十分考えられます


● 水銀も同様です。つまりアポトーシスが細胞に起これば、種々の病気が起こるのです。
  
● 肺気腫は、肺胞レベルの細胞死=アポトーシスであると言う事です
  認知症は、脳細胞の特に記憶に関係する海馬等の脳細胞の細胞死=アポトーシスです
  イタイイタイ病は、腎臓の近位尿細管細胞の細胞死と、骨の細胞死です

● 現代病の原因の背景が段々と理解できそうです。日本人の大好きなお米は、Cdに
  汚染されていますし(汚染地域のお米を他の地域のお米と混ぜていますので、
  Cd汚染から逃れる事は出来ません)、又日本人の毛髪の水銀=Hg濃度は
  世界一高いと言われます


● そのうち放射能も世界一と言われるようになるでしょう。

● 前回のブログにも書いたように、アスベスト等の吸入はその他の重金属の蓄積と
  自然放射能のRaの濃度が100~1000万倍に濃縮されている事が証明されています


● 従ってこの地球に生きている限りは、汚染から完全に逃れる事は出来ませんので、
  むしろその排出に努力する事が大切でしょう。

● つまり、解毒=デトックスです。それが健康で長生きするコツでしょう。

アスベストによる悪性中皮腫患者の細胞内の、放射能や重金属の濃縮の様子↓
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為替戦争・韓国版

2014年05月08日 10時17分23秒 | 金融・経済
http://www.zakzak.co.jp/society/society.htm

米財務省、韓国の為替闇介入を批判 IMF調査報告書の公表まで拒む
               (1/3ページ)2014.05.07

米財務省に名指しで批判された韓国。オバマ大統領の朴槿恵大統領に対する視線も厳しくなっている(AP)【拡大】
 米財務省が韓国にブチ切れた。為替介入によって自国の輸出に有利な「ウォン安」を誘導しながら、その事実を公表していないとして韓国当局を名指しで批判、経常黒字や外貨準備高増加のカラクリも明らかにした。返す刀で国際通貨基金(IMF)が作成した報告書の公表を韓国が拒んでいたことまで暴露し、その隠蔽体質を追及している。米国の圧力を受けて公表されたIMFの報告書でも、韓国経済の問題点が浮き彫りになっている。

 韓国がヤリ玉にあがったのは、米財務省が年2回まとめる「国際経済と為替政策に関する議会報告」。先に公表された最新版では、報告書の要旨をまとめたプレスリリースで韓国を名指しして、「輸出依存と弱い内需という経済状況が続いている」「韓国当局は為替介入を減らすとともに、介入の透明性を高めるべきだ」とウォン安誘導政策を問題視した。

 中国についても同様に不透明な為替介入を批判、一方で、アベノミクスによる金融緩和で円安が進んだ日本については「内需拡大の政策をモニタリングする」との表記にとどまっている。

 報告書の本文では、韓国当局のやり口をさらに手厳しく論評している。

 「表向きは為替レートを市場に委ねるとしているが、ウォン高を阻止するため、より積極的に介入している」とし、「ウォンは2007年の水準より実質実効レートで11%も安くなった」とする。ウォン安の進行と、サムスン電子や現代(ヒュンダイ)自動車などが低価格攻勢で日本メーカーからシェアを奪った時期はちょうど符合する。こんなカラクリがあったわけだ。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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● 金融緩和や為替介入による自国通貨安の政策は、資本主義ではむしろ戦略とも言える
  大切な政策です。何しろ近隣窮乏化政策ですから、それは強い誘惑です。


● 戦前は日本の高橋是清の金本位制からの離脱と金融緩和と円安誘導により、先進国
  ではいち早く世界恐慌からの不況を脱しています。ただ残念な事には、
  軍事費を削減した為に軍部の不満を買い、暗殺されています。

● 戦後の日独の追い上げに合ったUSAは、その挽回策として、金本位制の中止と
  為替の変動相場制への移行と、ドルの垂れ流し=量的緩和を果敢に遂行して、
  見事に日独の追い上げをかわして
、その後の覇権を維持しています。

● そして、今回の日本の量的緩和断行。これらの善き先輩たちの政策が目の前に
  あるのにそれを使わない手は有りません。全ては資本主義の先輩たちが
  教えているのです。誘惑に勝てるわけが有りません。

● ましてや中国は独裁共産主義国家であり、誰にも遠慮はいらない政策が出来ます
  韓国も武人国家であり、大統領の権限が強力です=半独裁と云えるでしょう。

● 情報公開と民主主義が基本である資本主義国家でない両国は、政府の意図で全てが
  動きます。生き残りをかけてなんでもするでしょう。これは隠ぺい体質と言う
  よりも、生存本能と呼ぶのが正しいでしょう


● 彼らに言わせれば、先輩を見らなって何が悪い”と言うところでしょう。
  経済戦争とはこのような物です。武人は勝てば官軍”と言う思想が強い
  と思われますから、今後も性懲りもなく隠ぺいするでしょう。

● 日本はこの様な両国と戦わなくてはいけないし、USAの理不尽さもかわさなくては
  いけないし、老獪な西欧のイジメにも対処しなくてはいけません


● 更に将来は、英米仏型の資本主義の崩壊と、世界戦国時代の到来=内戦型世界大戦
  にも備えなければいけません。普通にやっていたのでは、時代の流れに
  飲み込まれてしまいます。


● 初期1年の株価が良かったからと、今後もそうである保証は有りません。お隣の
  両国の吹っ掛ける経済戦争にも対処しなくてはいけませんし、消費税の
  ショックを和らげることも必要です


● 耄碌している暇は有りませんぞ、黒田総裁。


  
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