<近日ご案内予定>
元陸将・福山隆氏による
ライブ講演会の開催が決定しました!
今回のライブ講演会のテーマは
「世界史から読み解く"戦国日本史"」です。
室町幕府の権威が失墜した
15世紀末から16世紀にかけて、
「力こそが正義」だった
動乱の時代が戦国時代です。
裏切りやだまし討ち、暗殺などなんでもあり。
そんな争いの絶えない戦国時代は、
日本史史上稀に見る
インテリジェンスに満ちた時代でもありました。
そして今回のライブ講演会は、
これまでの歴史教育ではほとんど語られてこなかった
「戦国日本と世界との繋がり」を
福山先生が軍事・情報観点から読み解いていきます。
全3回に渡ってお伝えする
ボリューム盛り沢山の内容です。
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[日時]
6/12(土)15;00~18:00
6/13(日)15;00~18:00
6/19(土)15;00~18:00
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ぜひ予定を空けておいて頂けると
ありがたく思います。
現在、鋭意制作中ですので、
ご案内までしばらくお待ちくださいませ。
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From:元陸将・福山隆
ハーバード見聞録(10)
ジューン・ブライド(5月4日)
6月はローマ神話に出て来る
ジュノー(女性と結婚生活の守護神)の月であることから、
欧米ではこの月に結婚すると幸福になるとされ、
特に6月に結婚する花嫁のことを
「ジューン・ブライド」と呼んでいる。
6月初めにアメリカに到着した私は、
散歩に出るのを日課とした。
6月の散歩の間に2組の結婚式を見かけた。
ひと組目は、南北戦争で
散華したハーバード大学生・卒業生を記念する
メモリアルホールの入り口の階段で、
新郎・新婦を中心として、
記念写真を撮っている光景に出会った。
ふた組目は、
アメリカの詩人の名を冠した「ロングフェロー公園」内の
「友人の家」と呼ばれる施設(ルーテル派教会の建物と思われる)傍の、
緑の芝生の上で結婚式を挙げているのを見る機会があった。
ふたつのグループとも白人カップルの結婚式で、
参列のお客様はいずれも70名程のこじんまりとしたものだった。
興味深いことに、ひと組目のお客様の中に
黒人女性がたった一人いるだけで、他のすべてのお客が白人だった。
(当然の事だが宗教までは分らない)
今頃の季節、普段は半ズボンに
サンダルと言うラフなアメリカ人が多いが、
結婚式では正装し、カッコ良い紳士・淑女に決めていた。
彼らは体格もよいし、
堂々としていて、見栄えが良い。
ふた組の結婚式に集った
合計150名前後お客のサンプリングから
何かを結論付けることは困難である。
しかし、たったふた組の結婚式の事例ながら
「黒人の客一人だけ」とは、興味深い現象ではないか。
ハーバード大学のあるボストン・ケンブリッジ市は、
英国から入植した清教徒が拓いた
ニューイングランド(コネチカット州、メイン州、マサチューセッツ州、
ニューハンプシャー州、ロードアイランド州、バーモント州)の中心の一つであり、
米国の多数派を形成している
WASP(White Anglo-Saxon Protestants)の基礎が
確立されていると思われる土地柄である。
偶然だが、これら二つの結婚式は、
WASPのグループのものだったのかもしれない。
アメリカは、「人種の坩堝」と言われている。
南米各国で、
白人とインディオの混血「メスティーゾ」が増えているように、
アメリカにおいても、
多様な人種の混血が進むのではないかと見られていたが、
実はそうではないらしい。
「アメリカは、『人種の坩堝』ではなく、
『サラダボール』である。
サラダの中のそれぞれの具は混ざっているかのように見えるが、
実は絶対に混ざらない」と言う言葉を残した学者がいると聞いた。
サラダボール状の多人種混在社会においては、
「多種多様な人種が、それぞれのコミュニティーを形成し、
むしろ個々の人種や民族のアイデンティティーを強調しながら、
互いに異質性を尊重し、共存する」というのだ。
私が目撃した、ふた組の結婚式も
米国の人種が「サラダボール状」になっている現象を
垣間見せるものだったのかもしれない。
今後、黒人カップルや、
アジア人カップルの結婚式に出会うのが楽しみである。
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新たに始動した福山隆の週刊メルマガですが、
お客様の声を反映させながら、
より価値あるコンテンツを
提供してまいりたいと思っております。
「こんなことを聞きたい」
「こんなことを発信して欲しい」
など
発信の内容に関して、
感想・ご意見・ご要望を頂けると幸いです。
頂いたコメントは全て福山先生にお伝えさせて頂きます。
どうぞご協力よろしくお願いいたします。
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<新刊のご案内>
『スパイと日本人』(ワニ・プラス)
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「情報の世界は"性悪説"の世界」
日本人はなぜ、
インテリジェンスを軽視してしまうのでしょうか?
そこにはさまざまな理由があると思いますが、
一つ考えられるのは、
日本人が基本的に「性善説」に従って
行動しているからではないかということです。
インテリジェンスの基本は「性悪説」です。
情報の分析や判断に慎重を期し、
インテリジェンスの精度を高めるためには
「相手が自分を騙しているかもしれない」
「この情報は嘘かもしれない」
という可能性を常に念頭に置いておく必要があります。
「性善説」ではやっていけません。
ところが日本では、
基本的に他人を信用することを美徳とする文化があります。
これはおそらく、
民族的な均質性が高いせいでしょう。
「同じ日本人」という意識が強いので、
お互いへの信頼感が強い。
そのため子供に対しても、
他人から信頼される人間になってほしいという思いから、
「嘘はついてはいけない」
「他人を騙したり裏切ったりしてはいけない」
などと教えるわけです。
しかし、これはどの国でも
同じというわけではありません。
中国人などは、子供に対して
「人に騙されるな」という教え方をします。
他人に信頼されることよりも、
他人に騙されない人間に育てることを考える。
まさに「性悪説」に基づいた発想だといえるでしょう。
しばしば「日本人はお人好し」と言われますが、
発想の根本に性善説があるがゆえに、
他人を疑えなくなっているのでしょう。
日本の周囲には、隙あらば相手を騙したり
陥れたりしようとする人間が蠢いています。
そのような脅威から、
国家や自分の家族を守るのはやはり
"インテリジェンス"に他なりません。
本書では、日本国家として、そして日本人としての
インテリジェンスの在り方を徹底解説しています。
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<著者紹介>
元自衛隊陸将・福山隆
昭和22年長崎県生まれ。
防衛大学校を卒業後、
陸上自衛隊幹部候補生として入隊。
外務省安全保障課出向、
韓国への防衛駐在員を経験後、帰国。
山手線内唯一の部隊:
陸上自衛隊第32普通科連隊長として
地下鉄サリン事件の対応の指揮をした。
陸幕調査第2課長(国外情報)、
情報本部初代画像部長(衛星情報)、
第11師団(札幌)副師団長、
富士教導団長、九州補給処長などを歴任し、
西部方面総監部幕僚長・陸将へ
昇任したのち、退官。
退官後、ハーバード大学アジアセンター
上級客員研究員を経て、
ダイコー株式会社取締役専務・執行役員を務め、
現在は広洋産業(株)顧問に就任。
自衛隊で培った豊富な知識、
経験、人脈を活かし、講演や執筆活動も行う。
2020年5月末には、
コロナを政治、経済、軍事的な側面から読み解き
今後の世界動向を解き明かす、
『「武漢ウイルス」後の新世界秩序』も出版。
*******
「インテリジェンス大国・日本の復活へ」
戦後の日本は、世界の情報機関から
「スパイ天国」と呼ばれるようになり、
ロシアのスパイからは
「日本はスパイ活動に理想的で、
仕事が多すぎて、スパイにとって地獄だ」
と言われるほど、
日本はインテリジェンスを失いつつあります…
それでも、スパイ防止法は制定されず、
今でも日本の機密情報は他国に、
奪われ続ける一方です…
しかし、、
日本の諜報機関の歴史を遡ると、
かなり古い歴史があり、、
「忍者」は現代における
スパイの役割を果たしていましたし、
戦時中の日本には「陸軍中野学校」
という名前の、独自の諜報機関もありました。
さらに、日本貿易復興機構(ジェトロ)や昔の通産省。
「これは昔、アメリカにとって最大の脅威であり、
その情報収集能力、分析能力の高さからスパイ機関だと
間違われるほどでした。それほど優秀。」
と、危機管理・インテリジェンスの専門家の
丸谷さんも言っています。
「インテリジェンス大国・日本の復活」に向けて、
もう二度と戦争に負けないように
もう二度と同じ過ちを繰り返さないように
もう一度、日本の諜報能力を復活させたい。
それこそが、私たちの目的です。
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