ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

子育つ期の実感

2006-03-17 | 海外子育て
昨日は、小さい母鳥が自分よりからだの大きなヒナに背伸びでもするように苦労して餌をあげる話をしました。それを目にするたび、
「もう大きいんだからさ~、自分で食べなよ。目の前に餌があるんだから食べてごらんよ。」
と、ブツブツ言っていた私。

母鳥と一緒にうちのサンデッキまで飛んで来られるのに、どうしてお皿の上のご飯が食べられないんでしょう? 不思議。ついでに、
「おかあさん、優し過ぎ! 自立させなきゃ!」
とも言っていた私ですが、気がつけば自分も同じような立場に。

12歳の長男・温はすでに私とまったく同じ身長163センチで、年内に抜かれるのは確実です。彼に見下ろされ、こちらが見上げながら話す日も近そうです。それでも、
「お弁当箱と体操着出して!」
(温の返事:「もう出したよ。」)
「バスの回数券持った?」
(同:「持ってる。」)
と、つい言ってしまう日々。12歳になったら言わない約束じゃ?
(詳しくはメルマガ「子育つ期」をどうぞ)

彼は日に日に小さく見える母親が気の毒に思えたのか、ある日、
「ママ、このクツ小さくなっちゃったからあげるよ。」
とスポーツシューズを持って来ました。(本人、本気@@)

「そんな~、25.5センチだなんて履けないわよ~」
と笑って断ると、
「ママだってまだ少しは大きくなるかもよ!」
といたって本気!これから大きくなる?それに、この身長でそんな大足になったら大変なんですけど@@

「ホントにもう少しも大きくならないの?」
「ならないわよ~。縮んでくかもしれないけどね!」
「えっ?縮むぅ?」
温は目をひん剥いていました。伸びないどころか小さくなるなんて、伸び盛りの彼には想像もできないのでしょう。

「じゃ、Tシャツは?少し大きくても着れるでしょう? 今度、小さくなったのあげるよ。善くんじゃ、まだ大きいし。」
とのこと。
あっ、ありがとTT
本当にいつの間にか「子育つ期」に突入していました。

(←「ねぇ、勉強している写真撮っておばあちゃんに送ってよ。もしかしたら“あら~、温くんと善くんエラいわね~”って言って、デュエル・マスターズカード(人気のカードゲーム)送ってくるかもよ♪」と言うふたりは、と~っても仲良し)